「自分探しってなんだよ
 世界にたったひとりしかいない本物の自分を
 自分が探してどうすんの
 それじゃあ自分がかわいそうだよ」
(益田ミリ『すーちゃん』幻冬舎文庫、P107~108) 
   10月14日は、アニメ『うる星やつら』(1981年版)の放送が開始した日。
「漫画より楽しいことがあるものなら、ぜひ教えてほしいわね。」(高橋留美子・述、『カメントツの漫画ならず道 2』小学館、P96) 
   「友情とは、相手の人間に対する九分の侮蔑と、その侮蔑をもってしてすら、なおかつ磨消し切れぬ残る一分に対するどうにもならぬ畏敬と、この両者の配合の上に成立する時においてこそ、最も永続性の可能があるのではあるまいか。」(安野光雅編『悪人礼賛 中野好夫エッセイ集』ちくま文庫、P13) 
   「「文弱の徒」という言葉がある。学問や文芸に耽って体の弱々しい人のことを言う。が、この形容は正しくない。長時間にわたって文字を読むのは、明らかに体力勝負だからだ。」(山藤章二『まあ、そこへお坐り』岩波書店、P52) 
   「僕は作品に星や点数をつけたことはないし今後もないと思います。なぜなら僕自身がそういった星や点数に惑わされやすい観客だからです。誰かが「つまらない」と言った作品をわざわざ観に行く余裕はない。お金と時間を費やす以上は楽しみたいのです」(宮藤官九郎『え、なんでまた?』文春文庫、P173) 
   「年越しそば」を食う図。
(参照:1793年版『どうけ百人一首』、新島繁『蕎麦の事典』講談社学術文庫、P251) 
   「失うもののない人と争ってはならない。とうてい勝ち目はない。相手はすでに羞恥心を含めて何もかも失っているから、もはや何の憂いもない。だから、人を人とも思わぬありとあらゆる手を使う。あなたの価値ある名声をそんな恐ろしい危険にさらしてはならない。」(『賢く生きる智恵 新版』P65) 
   1月28日は、漫画家・石ノ森章太郎の命日。
「消費いっぽうで 物を作らないのは人間だけじゃ! 乳をだすでもなければたまごを生むでもない 力が弱くて鋤もひけないし ウサギをつかまえられるほど早くかけることもできない そのくせ動物みんなの殿さま面をしておる」(『アニマル・ファーム』P22) 
   「早く効率よくやることだけが上手な時間の使いかたじゃないと思うよ
 時間をわすれて遊んだり
 好きなことにむちゅうになるのだってりっぱな時間の使いかただよ」
(沼田晶弘監修『ちびまる子ちゃんの時間の使いかた』集英社、P154)