9月24日は、漫画家さいとう・たかをの命日。
「……時代を逆行させる事は、誰にも出来ない……思い出は懐かしむだけにしておく事だ……」(『ゴルゴ13』第143巻、小学館、P125)
「ユダヤ人が、現地のパレスティナ人の合意なく、ホロコーストに対して何の責任もないパレスティナに建国の地を求め、それをホロコーストの危険によって正当化するのは、パレスティナ人には通用しない論理である。」(野村真理『ホロコースト後のユダヤ人』ちくま学芸文庫、P11)
「家茂は十三歳で将軍となり、二十一歳で短い生涯を閉じるが、その在職八年の間、三度の上洛(最後は長州征伐途上)を敢行し、熾烈な国内政治の中心に身をおいた。当時の言葉を用いれば、まさに「国事」に奔走した最初の将軍なのである。」(久住真也『幕末の将軍』吉川弘文館、P7)
「これでまたひとつ自分が成長できた…と
そう思えるのがとてもうれしいんじゃ
そういう気持ちをなくさないかぎり
人は勉強を続けるんじゃよ」
(さくら友蔵:述、『ちびまる子ちゃんのラクラク勉強法』集英社、P149)
#敬老の日
「圧の強い教師の心の根底には「子どもからナメられることは教師にとって恥ずかしいことである」という基本認識が根付いてしまっているようだ。別の角度から見れば、「子どもたちからナメられることへの不安が相当に強い状態である」ともいえる。」(川上康則・文、『世界』No.998、岩波書店、P145)
「お面は平面ですから横がないわけです。横顔がない。平たい顔が動いていて表情があるようのに見えるためには、よほど身体の工夫が必要です。また、踊るほうでも、視界が限られて、目が利かないというハンディがあります。」(長谷部浩編『坂東三津五郎 踊りの愉しみ』岩波書店、P16)
8月11日は、作家・吉川英治の誕生日。
「古人を観るのは、山を観るようなものである。観る者の心ひとつで、山のありかたは千差万別する。無用にも有用にも。遠くにも、身近にも。山に対して、山を観るがごとく、時をへだてて古人を観る。興趣はつきない」(『随筆宮本武蔵/随筆私本太平記』P123)
8月11日は、漫画家・古谷三敏の誕生日。
「好人物だが腕の悪イ医者に…
てめえの体まかせるか⁉︎
人柄ァいいがノコの使い方も分らねえ大工に…
普請を頼むかよ?」
(『寄席芸人伝④』小学館、P136)
「若い人たちが関心を持っていることに素直に興味を抱けば、喜んでいろいろ教えてくれるでしょう。すると世界が広がるし、感性も若返ります。好奇心は、精神を若々しく柔軟に保つための特効薬のようなもの。」(石井ふく子『歳はトルもの、さっぱりと』中央公論新社、P83)