「ハブが家に侵入するのは、木に登れる能力と関係している。蛇には、地面を這うだけの蛇と木に登れる蛇がいる。後者の蛇は複雑な立体構造も理解できるため、タンスの上の空き箱や本棚の本の裏にも身を潜められる。」(服部正策『奄美でハブを40年研究してきました。』新潮社、P20)
「目覚めること。毎朝、目覚めること、それが人生のひたむきさだ。ひたむきに人生を生きることーーそれは喜びだ。お前が起きるーーそれは喜びだ。そんな風にひたむきに生きるためにお前が目覚めると、人生が目を醒ます。」(枇谷玲子訳『歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術』P15)
「失うもののない人と争ってはならない。とうてい勝ち目はない。相手はすでに羞恥心を含めて何もかも失っているから、もはや何の憂いもない。だから、人を人とも思わぬありとあらゆる手を使う。あなたの価値ある名声をそんな恐ろしい危険にさらしてはならない。」(『賢く生きる智恵 新版』P65)
「生きていくって新しい明日だけじゃないんだなーって思うようになったの
思い出をくりかえし、くりかえしなぞることも
その人には大切なことだったりするから
歳をとるのはみんなはじめてでさ、
お年寄りだから平気ってわけじゃないんだよね」
(益田ミリ『わたしを支えるもの』P173)
長谷川町子が描いた、サザエさん一家の二十年後。
(参照:『サザエさん 29』朝日新聞出版、P118)
7月11日は、漫画家・三浦建太郎の誕生日。
「人は同じ過ちを繰り返す様に見えるけれど 因果は決して円環ではない 螺旋なのです」(『ベルセルク』26巻、白泉社より)