「人は本を読まずに生きて行ける。読まずとも考えればよい。然し実際問題として、本を読まない生活に思索が行われるか。今の自分には否としか云えない。本を読まないだけでその生活はヌカっていると断じて誤りであろうか。」(北杜夫著、斎藤国夫編『憂行日記』新潮社、P172)
「早く効率よくやることだけが上手な時間の使いかたじゃないと思うよ
時間をわすれて遊んだり
好きなことにむちゅうになるのだってりっぱな時間の使いかただよ」
(沼田晶弘監修『ちびまる子ちゃんの時間の使いかた』集英社、P154)
「若い人に「若さ」の優越感を持たせるのは大切だと思う」
(参照:益田ミリ『すーちゃん』幻冬舎文庫、P70)
#これをしたらおじさんおばさん
「「つらい」は人と比べなくていい」
「自分がつらいなら「つらい」でいい」
「親のことがイヤならイヤでいい」
(参照:田房永子『なぜ親はうるさいのか』筑摩書房、P43)
「いじめられている君へ
大好きで夢中になれる「何か」を見つけてほしい。それはきっと、海に投げ出された時にしがみつけるブイのように、つらい現実に溺れそうな自分を救ってくれる。」
(辻村深月『図書室で暮らしたい』講談社文庫、P221)
「私の若い日、それは泣きたくなるほど尊いと思う。私が年寄ってお婆さんになったとき、若き日の過ちをいかに悲しみ、いかに悔むであろうか。ああして過ごせばよかったものを、と必ずや烈しく「今になさばや」の嘆きをかこつであろう。私はそれを恐れる。」(田辺聖子『十八歳の日の記録』P134)