石川美子『山と言葉のあいだ』(ベルリブロ 2023)。良かった。丁寧に書かれた文章はゆっくり読むことを強いる。その時間の心地良さ。
前川仁之『浄土真宗「道場」の四季』(宗教問題 2025)。前川さんの本を読むと勉強したくなる。読書は好きだが、人に会うのは苦手な自分にとって、もっと出かけて、顔を見て話を聞かないとと思う。相手は誰でもいい。その後私はそれを自慢げに家族に話すだろう。それでワンセットだ。
江藤淳『批評と私』(新潮社 1987)小林秀雄論。ペンクラブの反核決議の異論。古井由吉『槿』批判。どれもみな面白かった。