『警視庁草紙』本日、無料公開となりまするは「黒暗淵の警視庁」編その最終話!
岩倉具視暗殺未遂の容疑者を自白させたのは藤田巡査…こと元・新撰組:斎藤一でした。維新後まもない国家の「安定」の為に必要であったこの詮議。下手人となった人々には「近代国家」とは異なる「想い」がありました…
「最後の将軍」徳川慶喜は維新後、駿河にその居を移しました。そして、もはや侍ではなくなった、多くの元・幕臣たちは慶喜の住む駿河そして近隣の遠江に移住、茶の栽培などに従事しました。本日はその慶喜の逸話をお送りします。
そして、本日、無料公開となりますのは「幻談大名小路」編、第6話。夏目少年ーーのちの漱石が語り出す「あってはならない街」…幻の大名小路の真実。そして、その「真実」に肉薄した時、暗殺集団「山猿組」の反撃も始まります。兵四郎の旦那の「司令塔」たる、隅の御隠居に魔の手が!!
「明治牡丹燈籠」第2話で電柱が気味悪がれて焼かれる話が出てきます。明治中期「電線を伝って言葉が届く」と聞いた庶民は、電柱に耳を当てて話を聞こうとする人が続出。電線に手紙や手荷物をぶら下げて「誰々へ運んでくれ」と言い出す者もいたとか。落語の小話みたいですね。
佐賀の乱の裁判で新平が梟首刑に処されると人々は「大久保が金千円で(権大判事:裁判官)河野(敏鎌)を買収して江藤を葬った」と噂しあったとか。司法省時代、河野は新平の部下。かつての上司に極刑を宣告する時、彼の胸中に、どの様な感情が駆けめぐったかは永遠の謎です。
本日発売モーニング13号に『警視庁草紙』掲載されています!政府高官を殺害し、兵四郎達を急襲した「猿軍団」。今度は千羽の旦那が、お返しをする番ですぞ。「おサルの駕籠屋」とばかりに、誰かを運ぶ猿の仮面の一行に、番傘片手に立ちふさがります。正体不明の暗殺集団に一矢報いる事ができるか!?