明日16日・木曜日発売のモーニング42号、
『警視庁草紙』第二話掲載です!
扉は、ご覧の通り、加治木(かじき)直武と千羽(せんば)兵四郎、再びの共演となっておりますが、兵四郎は「月代(さかやき)」も眩しい「同心」姿。お役御免となる前の、颯爽とした「いでたち」を披露しております。
ちなみに「密室殺人」その「現場」はこのような惨状でありました…部屋中に張り巡らされた、血の目貼り。犯人はどうやって入り、どうやって出て行ったのか?
「明治牡丹燈籠」第2話で電柱が気味悪がれて焼かれる話が出てきます。明治中期「電線を伝って言葉が届く」と聞いた庶民は、電柱に耳を当てて話を聞こうとする人が続出。電線に手紙や手荷物をぶら下げて「誰々へ運んでくれ」と言い出す者もいたとか。落語の小話みたいですね。
本日発売、モーニング48号に『警視庁草紙』掲載されています!ついに「黒暗淵の警視庁」編も佳境に。兵四郎達の活躍により、岩倉具視暗殺の首謀者・大国源次郎とその妻・お雪は、無事、再会できる……はずだったのですが、運命はそれを許さない。一体何が起きたのか?
そこで、姿を現しまするはこの翁(おきな)。好好爺そのものの表情をしながら、なにやらブッソウなことを、のたまっておられます。そのタヌキっぷりには、さしもの兵四郎もタジタジのご様子…
新撰組隊士、御陵衛士、赤報隊隊士を務めた剣豪・阿部十郎は語る。「沖田総司、これがまあ勇の一番弟子で、なかなかよく仕いました。その次は斎藤一と申します。それから是は流派が違いますが、永倉新八という者がおりました。この者は沖田よりもちと稽古が進んでおりました」
本日発売、モーニング51号『警視庁草紙』載っています!
未認可の売春「密淫売」を摘発する「地獄狩り」を命ぜられた油戸巡査ーー同行するは、斎藤一こと藤田巡査。そしてかつて「京都見廻組」に属したと思しき「今井」巡査。幕末の志士達が、いま、こうして警視庁で禄を喰んでいるのでありました。
本日無料公開となるのは「黒暗淵の警視庁」その第3話!岩倉具視暗殺の首謀者、大国源次郎とその妻・お雪を一目会わせようと、兵四郎の旦那が人肌脱ぎます。やってきたのは、かつての遊郭ーー「新島原」。この中の宿に大国が潜伏しているらしい、のですが…
一説には『徴兵告諭』にある「西人之ヲ称シテ血税ト云フ其生血ヲ以テ国ニ報スルノ謂ナリ」の記述から「生血を税として取られる」との誤解が生じたとも伝わります。
『警視庁草紙』本日無料公開となりますのは「黒暗淵の警視庁」編その第4話!岩倉具視暗殺未遂の下手人、島崎。厳しい拷問にも一向に口を割る気配がない…そこへ、身を乗り出してきたのは、意外にもこの男・藤田巡査。そして藤田の顔を見るや、島崎の顔色が急変しますーー
佐賀の乱の裁判で新平が梟首刑に処されると人々は「大久保が金千円で(権大判事:裁判官)河野(敏鎌)を買収して江藤を葬った」と噂しあったとか。司法省時代、河野は新平の部下。かつての上司に極刑を宣告する時、彼の胸中に、どの様な感情が駆けめぐったかは永遠の謎です。
『警視庁草紙』本日、無料公開となりまするは「黒暗淵の警視庁」編その最終話!
岩倉具視暗殺未遂の容疑者を自白させたのは藤田巡査…こと元・新撰組:斎藤一でした。維新後まもない国家の「安定」の為に必要であったこの詮議。下手人となった人々には「近代国家」とは異なる「想い」がありました…