[漫画の表現技法]
「チェンソーマン」より、
書き文字と枠線と繋げる技法。
擬音の書き文字とコマの枠線(余白)を一体化させている。
藤本タツキ先生はけっこう使っているようですが、気に入っている手法なんでしょうか。
他にもフキダシと枠線を一体化させたりもしているようです。
[漫画の表現技法]
連載再開されたハンターハンターより、
枠線を使わずにコマを割る技法。
キャラ(ヒンリギ)の体でコマを割っています。
これはかなりの高等テクニックではないでしょうか。
股の間をコマに見立てるとか、天才の発想ですね。
[漫画の表現技法]
ジャンプ+新連載「放課後ひみつクラブ」より、
フキダシにミニ(デフォルメ)キャラを描く手法。
キャラの出ないコマでも話主を特定できる漫画独特の表現。
龍幸伸氏が「ダンダダン」にて1話から多用している表現ですね。
スパイファミリー最新話でも使われています。
[漫画の表現技法]
本日の更新漫画2作より
「チェンソーマン」藤本タツキ
「へのへのもへじと棒人間とパンツ」林快彦
本来一番手前に配置されるはずのフキダシよりも前に絵を配置する技法。
主に遠近感を演出する方法と思われる。
なお、前者では閉鎖、閉塞、隔絶など多義的な用途に捉えられそう。
[漫画の表現技法]
眞藤雅興「ルリドラゴン」より
通常では黒髪をベタ塗りにしているが、
光が当たる際には線画にして明るさを表現。
車中シーンでは逆光の西陽を表現。
また火炎を吐くシーンでは、
本当に紙面が光って見えるほど。
光を意識した画作りは、光の魔術師レンブラントを思わせる。
[漫画の表現技法]
藤本タツキ「さよなら絵梨」にて、横長で同じ大きさのコマを連続させることで、
映画的な映像表現を意図する技法。
石ノ森章太郎「龍神沼」でも用いられています。
この時は冒頭のオープニングのみ。
画像は「少年のためのマンガ家入門」より
#さよなら絵梨
[漫画の表現技法]
藤本タツキ作「さよなら絵梨」にて多用される、
同じコマを連続させる表現。
これは時間の流れ、静けさ、間などを表現しています。
通常の連載ではページ数の限りもあり、
なかなか使われない技法です。
同じような用例として、踊場ゆう作「MY LITTLE MARS」があります。
優太の母は実際には死んでいない。
冒頭の映画では死んだ設定。
優太が高校時代の映像の中に母親役の女優が見切れてしまっている。
そして慌ててカメラを切ったかのような描写。
#さよなら絵梨
絵梨と絵梨の友達、
大人優太と優太父は同じ俳優でもおかしくないですね。
絵梨友はカチューシャ外して、
カラコン着ければ絵梨になる。
#さよなら絵梨
サマータイムレンダの田中靖規先生の過去作「鍵人-カギジン-」
上下巻打ち切り作品ですが、なかなか読み応えありますね。
アシスタントがヒロアカの堀越耕平先生で、モブをほとんど描かれてたみたいです。
たしかに堀越イズムを感じる‥。