右上のR2をよく見ると頭部の天辺が飛び上がっている。うんと古い漫画で驚いたときに髪の毛(カツラ)が吹き飛ぶ描写があったがアレに近い。この描写をルーカスフィルムの担当者にどのように説明したのか興味深い。
シリーズ屈指の名シーンと呼ばれる「夕日とルーク(僕はこんなド田舎惑星で何も出来ないまま年を重ねて死ぬのかと悲観している)」の画面。見開きで大きく描かれている。
ジャワ族のクローラーを夜間に襲撃するトルーパーの地上部隊。特別編とかに追加シーンあったっけ?ルーカスがアレコレ手を加えた特別編好きじゃないので最初に一度観たきりだから覚えてない。
レイアのメッセージを見る二人。右上のR2に血管が浮き上がっている日本漫画の古典的表現が。これもルーカスフィルムにどう説明したのか。他にも随所に「漫画のお約束表現」がある。通訳の人大変だったかな?
ターキン総督の登場。威厳があり恐ろしくもある。この表情が何回かのリテイクで出来上がったのか、田巻先生渾身の一発勝負で出来上がったのか知りたい。
ハン・ソロ登場。ルーカスフィルムから「ソロの顔をもっと老けさせるように」指示があったと書かれていた。初期ラフを見ると確かに若すぎる。左のコマを見ると二人の目の大きさがほぼ同じ。決定稿のこの顔でも「ガキ大将」っぽいイメージがある。
劇画ロードショー小史・32
1975年月刊少年チャンピオン6月号「スプーン一杯の幸せ(作画・鈴原研一郎)」
2015年に初版作ったときはイマイチに思えたのですが改めて読んでみたら少女向けの楽しい作品でした。最初から「殺してくる」は凄い。当時の少チャンを少女が読んでいたのかどうか分かりませんが。