「無駄を省き人件費節減」という事がずっと行われ続けています。これを行う際に大前提とされている事が「忙しければ、社員が有給返上して長時間残業すれば仕事は回る」でした。その結果長時間労働で働く人は苦しめられています。20年近く前にそれを漫画にした秋月りすさんの慧眼には驚かされます。
7年前に描かれた、「少子化対策」を皮肉った四コマ漫画(OL進化論・秋月りす著)を見ました。7年後の今、少子化はより深刻になっているのに、「対策」は当時よりもひどくなっているのですから、驚き呆れます。
障がいが比較的重い子どもが通う特別支援学校は、過大化・過密化が進み、一つの教室をカーテンで仕切って二クラスの授業を行っています。音楽室を普通教室に転用された学校では、音楽の授業なのに音が出せません。
一刻も早く設置基準を設け、このような状態を解消し、ゆとりある学校にすべきです。
「昭和」の本質を非常にわかりやすく描いた名場面です。
#昭和の日だから昭和のキャラクター貼る
着替えも、働く場所までの移動時間も労働時間です。
会社側が「始業前にそのくらいの準備はすませておけ」とよく言いますが、その意味は「タダ働きして、経営者にボロ儲けさせろ」と同じ意味です。
ちなみに、法律では、原則として一分単位で給与を払うことが定めており、払わなければ違法です。
何年か前に、本屋で見かけて、「マルクスが共産主義を創り出した」などという根本から間違っている言説に呆れて、即座に閉じた記憶があります。
あと、模写する権利がある事はわかってはいますが、マルクスに熱い想いを持ちながら漫画家生活を送った、故青木雄二さんに失礼すぎるとも思っています。
Twitterを開くと、連日のように差別扇動発言(ヘイトスピーチ)を発信する連中を見かけます。
発信している輩は「言いたいことをツイートしているだけ」なのでしょうが、当事者の方々はそれを見るだけで重大なダメージを受けます。
差別発言は人の心を傷つけ、命も奪います。
絶対に許されません。
「何がハラスメントだかわからない」とか「何でもハラスメントにされる」という言説を見かけます。
この秋月りすさんの漫画のように「同じことを目上の人にできるか」がハラスメントの判断基準です。
後輩や部下(特に女性)を対等の存在だと意識して対応するようにすれば、ハラスメントはなくせます。
1999年に描かれた秋月りすさんの漫画より。
その後も、「先進国」に反することをやり続けた結果、保育の環境はさらに悪化しています。