荒唐無稽な『キン肉マン』。当時のマンガ通は馬鹿にしたが、ちびっ子たち(私含む)は、人生を学んだ。なんの伏線も脈絡もなく導入されまくる新設定。今週おもしろければ来週のことなんか知らん、長台詞をしゃべって辻褄があったことにすれば良いという前向きさ。この作品によって生き方が決まった。
なぜか、を言語化するのは難しいのだが(あるいは簡単なのだが)、村上和彦のマンガを読もうという気がなかなか湧いてこないまま、20年以上が過ぎてしまった。
#さいとうたかを
アスク・ヒューマン・ケアが推奨するアダルトチルドレン(機能不全家族で育った人)のための指針。アダルトチルドレンにはもちほん、自信を失った多くの人に響きそうだ。(マンガは三森みささん)
「ゆたかな人生とは?」
「後悔がたくさんあること」(羽生善治)
赤木しげるも不本意や無念を愛していたと語る。
天才的勝負師の心境とはそういうものか?
勝負の場で人並み以上にうまくいくことが多いとしても、百戦百勝ではない。
後悔の苦味を味わえるようにならないと、人生は充実しない。
きょうは、わたしが主宰するアダルトチルドレンのオンライン自助グループで、『寄生獣』の一部を語ることによってAC問題の昇華を図るという試みをした人がいて(くうかいさん)、私は思わず泣いてしまった。
「それはそれ!」「これはこれ!」っていつでも大事な心構えですよね。いろんなしがらみに人生をやられてしまわないように、「それはそれ!」「これはこれ!」でどんどん切断していこう。