三宅香帆さん『名場面でわかる 刺さる小説の技術』は、人気作家のさまざまな作品を実例に「人は小説を読んでどういうシーンを面白いと思うのか、そこには何が書かれているのか」を分析してくれる一冊。具体的ですぐ参考にできる内容なので、これから小説を書いてみようという人にもきっと役立ちます
三島の『豊饒の海』の初刊本が安かったので全巻買ってしまった。函入りの豪華な装丁で定価580円……今なら3,000円はしそう
『蟲愛づる姫君の結婚』2巻も面白かった。変人姫と病み王子の政略結婚もので腹黒いキャラばかり出てくる……と聞いて「ほほぉ」となった人はぜひ読んでみてください。小原愼司先生のネームによる言葉の応酬は、ときにおかしく、ときに禍々しく、読んでいて惹きこまれます