コミックビーム7月号掲載の読切「姨捨星/結木万紀子」
おばあさんの最後のセリフで「ええーっ!?」ってなった
あと帰りの車の中のやり取りとか考えさせられる内容でした
今月号の「星のさいごメシ」に登場した富山の「フライドポテト丼専門店やすひさ」の店主です
(写真はフライドポテト丼(大) 600円 とフライドポテト五種盛り 600円です)
「テンバイヤー金木くん/早池峰キゼン」
小学生テンバイヤーの金木くんと仲間たちのお仕事転売物語
一見、転売を題材にするなんて…とタブーを感じるので転売ヤー絶対〇すマンの方にはすすめにくいけどお話が面白いしとても読みやすいです
昨今の転売事情も学べるお得な1冊となってます
海が走るエンドロ-ル たらちねジョン
還暦を超えたある日、映像化学科の学生、海と出会い映画を撮ろうと決心するうみ子
思い切って海のいる大学へ入学したけど周りは40歳以上年下の子たち、つい「映画は老後の趣味」と取り繕ってしまい後悔していたうみ子に海が詰めよるシーンが印象的です
三文小説集 瀬川環作品集/瀬川環
父のせいで人生を台無しにされるがその苦悩を理解しない周囲
と交われず荒れて過ごした啓吾
BARで出会ったユキに生い立ちを話してしまうがそれを小説として書かれ大ヒットしてしまう…
荒々しいけど素直な啓吾と読めないけどわかりやすいツキの関係性がたまりません
作りたい女と食べたい女/ゆざきさかおみ
料理をいっぱい作りたいけど少食な野本さんといっぱい食べる春日さんがご飯作りを通して大人の友情を育んでいく作品
迷う野本にブレない春日の進言が清々しい
自分も沢山食べる方なので歯をむき出しにして豪快に食べ尽くす春日さんはみていて気持ちいい
転がる姉弟/森つぶみ
親の再婚を機に姉と弟になったみなとと光志郎
お互い思ってた様な姉弟ではなかったけど不安も抱えながらゆっくり家族になっていく
思春期に新しい家族ができるという大事件を重くさせず、逃げず、コミカルに描かれていてとても読みやすいです
2人の掛け合いがみていて楽しい
魔もりびと/東裏友希
広大な竜の体内で魔物の子供を預かって生計を立てる魔もりびとの日常を「しいちゃん、あのね」で長年幼児コメディを描いてきた東裏先生がリアルで幻想的に描く子守りファンタジー
中でもゴーレム、ヴィーヴル、ファブーニルのエピソードがよかったです
島さん/川野ようぶんどう
深夜コンビニのワケありバイト、島さんが出会う人たちとのオムニバス人間ドラマ
登場人物にとって必ずしもよい話ばかりではないけど常連や迷惑客に時に優しく時に厳しく接する島さんに毎話グッときます
販売員だけでなく人間関係に疲れてる人みんなに読んでほしい名作です
ヒッツ/柴田ヨクサル・沢真
「ブルーストライカー」コンビの殺し屋バトルSFコメディ
2巻辺りからキャラクターが増えて一気にヨクサル節が爆発しはじめるので2巻まではぜひ読んでほしいです
登場人物がみんなクセ者揃いで、特にヤマタノと唐墨時世がよいキャラすぎて結途と結途子が可愛いすぎる