それに対して、江藤先生は、第一話からずっと「私は主体者であり、そして責任をとる立場に立つ意志がある」と名乗り続けています。
#江藤新平外伝
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「もう決まったことなのだ」という台詞にはホラーのような意味を込めました。
「誰が決めた」ではなく「それは決まったことだ」とする受動態は日本語にありがちですが、主語がない=主体者がいないという事です。
「誰も責任を取る人間がいない状態」ということに他なりません。
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後編その8『佐賀戦争、そして最後の裁判』(1/5)
シリーズ最終話です。1874年4月13日、佐賀臨時裁判所にて判決が下され、同日に処刑は行われた。
初代司法卿にして稀代の弁論家、江藤新平さんの最後の言葉とは。
出身藩や元幕臣かどうかに関わらず自ら面接して「この人」と思ったら登用するため、江藤先生の部屋の前には、志ある人達の行列が絶えなかった、とも。
江藤先生は誰にもオープンな人だった。
「自分に与えられた権力はこの為に使う」「だから私は、ここにいる」と思ってらしたのではないでしょうか🌸