吉田秋生「吉祥天女」
男を狂わす魅力を持つ美少女・叶小夜子を中心に起きる群像劇。シャープかつウェットな展開ながらも、氏独特のドライな描線とメリハリの効いた場面転換が、読者のリズムをどんどん加速させていく。過去作にも見られる会話の妙も健在で、キャラに血を通わせている点も好印象だ。
鈴賀レニ「ミスナルシスは花柄もよう」
ジャケでパンチラしている珍しい一冊。鈴賀作品はいがらしチックな絵柄が印象的で、今回も顕著。内容はヒロインと甥っ子のラブコメ…かと思いきやイケメン生徒会長が持っていって終わる、不思議な読後感を得られる一作である。
#タイトルだけで買った漫画
叙情的なアングラ・昭和女子、といえば岩越国雄作品も面白い。
ゴロ牝やら極刑(どてやき)やら何言ってるか全然分からないけどとにかく凄い。
本村三四子「サービス満点 おとまりはこちら」
ややエッチな格好の女の子がジャケで宿泊を促してくる…大人の汚い感性ではエロい展開しか想像できないタイトル。
内容は別荘を借りた主人公がホテル経営の真似事をしてトラブルに見舞われるオーソドックスなラブコメだ。
#タイトルだけで買った漫画
【ちゃおホラー新四天王】(今決めた)
・環方このみ先生
・笹木一二三先生
・能登山けいこ先生
・福永まこ先生
[備考]環方先生のモダンホラーが読みたい。笹木先生は今後続けば自然と無双しそう。能登山先生は第二の久世みずき先生。福永先生はアイテムホラーの単行本を!
#ちゃおホラー
僕は高校卒業までしっかりブルマ世代なんだけど、クラスに1人は水っぽい感じになってしまう女子がおったな。ハミケツは小学校から原風景じゃったな。
大人になってさべさんの「阿佐谷~」を読むと、リアルタイムで感じなかったブルマの良さ的なものを教わった。
しらいしあい「透明ジャム人間」
ひょんな事から塗ると透明になるジャムを産み出してしまった主人公が、イタズラで大騒ぎしたり怪盗団の片棒を担いだりするドタバタコメディ。裸にジャムを塗りたくってストリーキングするので、何とも言えない趣を醸す少女漫画である。
#タイトルだけで買った漫画