『劇光仮面』
怪人打倒の万が一の可能性に命をかけて戦うミカドヴェヒターの覚悟に対して、戦時中の人間の命の軽さ、万が一を下のものに願って命を賭けさせたこの国に対する非道さを実際に体験している怪人人龍のこの台詞がヒーローに対するあまりにも重いボディブローで震える。
『そのへんのアクタ』
人類とイズリアン(伊豆諸島から上陸したエイリアンなのでこう呼ばれている)とのどっちつかずのゆるい終末戦争という世界観ながら、日本ではイズリアンの出願した地方都市から人が離れて機能しなくなり、少しずつ確実に滅亡に向かい始めているのがリアル。所謂『凪の時代』
この漫画、根暗主人公が性格最高で、高校生MMA大会の決勝で天才イケメン選手が腰を痛めてる情報聞きつけたら、速攻で飛びつき三角を連発狙って、腰の爆弾破壊しに行く高校生のスポーツマンシップにあるまじき行動取るの最高なんよ。