「まちカドまぞく」、どの回もテンション高いギャグの圧縮され具合が大好きなんですが、特に1巻のこの4コマとか、通常のきらら作品ならオチに使いそうなギャグを、総てのコマで余す事なく使っていて凄い
知世ちゃんは新章でも基本的に欲望に忠実な行動と言動をするので、新たなカードの出現に周囲が不安に包まれる中、一人だけ凄く愉しそうなので良かった
十数年経った今でも、大胆不敵な表情で表紙を飾り、本編では相変わらず意味ありげなカッコいい登場をしつつ、他の姉妹を揶揄しながら、意味深な事をポエムってる、最高に水銀燈な感じが良すぎますね
ごちうさ最新刊の初期と同じ構図のコマ、単純な画力の成長だけでなく、狭いコマ内でより効果的に魅せるため、最新刊の方では枠からはみ出たり、スカートも画面が派手になるよう長さにハッタリを効かせたりと、4コマとして最適化されている
全体で見ると何も大袈裟なシーンじゃないんですけど、このコマだけ取り出すと、暑さに負けないシノの純粋かつ健気な所や、お姉ちゃんへの信頼、西洋ファッションへの乙女チックな憧れなどを勝手に深読みしてしまい、涙が溢れてくる程かわいく見える