ガリバーの認可日は昭和63年6月3日。そして対策機のガリバーⅡが平成元年11月16日に認可されました。ガリバーは図柄配列も独特で、左リールには7が6個ありました。BIG、REG確率が全設定共通でシングルボーナスと集中役に設定差がありました。
スロシーンにおいて、アニマルの登場とその後の顛末はは事件といってよいほどのインパクトをスロ業界だけでなくパチンコ業界にも与えることになったのです。1985年に1号機の規定が決められたとき、大当たり抽選に関する部分には明確な規定がありませんでした。
アニマルは抽選方式に差枚数吸い込み方式を採用していたのです。アニマルには内部モードが3つあり、天井が2~35枚の状態1。いわゆる連チャンモードです。そして25G固定の状態2。ここは小役集中で40%の確率で15枚役がそろいます。この間は1/100程度でボーナス抽選もされていました。
1号機は各メーカー1機種、2号機では2機種の販売が許可されます。しかし、日電協加盟19社すべてで自社開発をできたわけではなかったのです。サミーの2-1号機はアペックス301で2-2号機はキューティーフルーツSとどちらも超マイナー機です。ニイガタ電子の2-1号機も超マイナー機のフラッシュでした。
オリンピアは2-2号機のスーパーバニーガールがさらに大ヒットするのですが、2号機を2機種ともヒットさせたのはオリンピアだけでした。バニーガールの小役の集中は8枚役が60G継続するタイプでしたが、5Gの短い集中も採用していて、その振り分けが内部モードによって異なりました。
MOは信頼性が高く、出版や印刷業界では圧倒的シェアを持っていましたが、CDROMへの移行があり、さらにはネット回線でのデータのやり取りが主流になると使われなくなりました。デジタルでの記録はいろいろ落とし穴があるものです。