今年の頭に刊行された『手塚治虫の歴史教室』には、これまで復刻本にしか収録されていなかった時代劇漫画『風之進がんばる』(「おもしろブック」1955〜56年連載)が収録されている。
この作品、じつは、赤塚不二夫にもゆかりがあるのだ。
次々と投入される侠気あふふる男ども(新キャラ)が新たな傾向をもたらす中、連載中絶えず採られたテーマがある。それは“愛することはつらいことべし”人は誰かを愛さずには、恋せずにはいられないという事実だ。
『天才バカボン』「読者のつくった「パパとママの会話」なのだ」(「週刊少年マガジン」76年7号掲載)
投稿者のひとり、小野寺紳さんは、のちにクイズ・パズル・ダジャレ作家として活躍。
別名義に「小野寺紳度五」「小野寺ぴりり紳」など。
〈横山孝雄におごってもらった映画〉
※池袋人世座にて1956年の大晦日に鑑賞
アンリ=ジョルジュ・クルーゾー『情婦マノン』(50年9月1日)
アンドレ・カイヤット『火の接吻』(50年11月3日)