PL学園の選手だった作者が描いた「バトルスタデイーズ」は本当に面白いので読んでみて下さい。よくある高校野球漫画のように「夢と希望で優勝」ではなく、体育会系の厳しい上下関係と勝利への渇望、そしてプロへの野心がリアリティ溢れて描かれています。強豪校の強さと悪しき伝統の両面を知れる名作。
部隊の既婚陸曹の人が昼食費を浮かそうと余った弁当やカップ麺を後輩から集めて保存してコツコツ食べていた。
中には明らかに傷んだものもあったが「俺は核戦争後の食糧難に備えて胃を鍛えている」が口癖で気にせず食べていたのを傷んだ弁当を見るたびに未だに思い出す。
また水木しげる先生の「昭和史」もまたオススメです。招集されてからの当時の一平卒が味わう苦悩と不条理さが良く描かれています。「あ~、自衛隊でもこんなのあるよな」というあるあるネタもあるので、経験者なら特に染みると思います。ぜひ読んで見てください。
藤子不二雄A先生作の「少年時代」は超名作なので、4連休やる事なければぜひ読んで見てください。ほのぼのしたタイトルと裏腹に、戦前の山村を舞台に子どもたちが権力闘争を行い、暴力と権力によって支配される世界を見事に描いています。圧倒的な閉塞感を味わいたい人はぜひご覧ください。