『地を這う魚』、吾妻ひでお先生が自身のアマチュア時代をシュールに戯画化した半自伝的な漫画なんですが、不得手な工場仕事を辞めて行き当たりばったりでプロ漫画家のアシになり、おなじ漫画家志望の友人に安アパート紹介してもらって創作論をうだうだ言いつ貧乏に苦しむ、苦くていい作品です。
ハンチョウ最新話がまさかのDQ7ネタでめちゃくちゃ笑ってる。(フォズのいる過去ダーマで転職しようとしてる……!)
まさか令和のソシャゲでこれを喰らうとは思わないじゃん……(藤田和日郎作品を食べて育った人間だから当然のごとく脆弱性があり、無事落涙した)
でもうれしもどかし恋愛未満漫画を読んで「抱けーっ!! 抱けーっ!!」って座敷牢から叫んで恋仲を応援してる男の子に「だまれっ気ぶりじじい!!」って叫ばせるのも悪いなと思うので、だんだんスタンスがスプリンガルドのこの人みたいになるんだよな。