【誰のセリフかわかるように描こう】
基本、セリフはしゃべっているキャラの近くに
フキダシにシッポをつけて、誰のセリフかわかるように描こう
演出上、キャラのいないシーンにセリフを置くことも多いかと思う
なのでプロの漫画でも、誰のセリフかわかりづらいことは多い
注意して描こう
【共通するものを描いてコマとコマの繋がりをわかりやすく】
画像1.は追いかけていたウリ坊が消えたり、
勇者が理由もわからず崖の前に来たり、
突如巨大なイノシシが出てきたりしてしまっている
画像2.のように
共通するものを描くことで、
コマとコマの繋がりをわかりやすく描いていこう
【1本線のコマ割りの問題点】
描き込まれた絵だと、
コマ枠の幅を取らずに1本線で描いたコマ割りは、
見づらくなってしまうよ
作者それぞれの描き方があるでしょうけど
やっぱり、コマ枠はちゃんと取った方が妥当
【主人公は誰なのか明確にする】
物語冒頭から複数キャラを登場させる場合、
誰が主人公なのかわかりづらくなる恐れがある
読者に主人公が誰か伝わるように画像2.みたいに
主人公のアップを大きく描いたり、
ほかのキャラを小さく描いたり、
主人公以外を暗くしたりして目立たせる工夫をしよう
【視線の流れの逆行に注意】
読者の視線の流れは、
逆Zに進んでいく
画像1.のように、
キャラの進む方向や描き文字が流れと逆行してしまうと、
読む時間が停滞してしまう
できるだけ視線の流れに合うよう、
描き文字を入れていこう
(あくまで描き方の理論の1つ
絶対しなきゃダメってわけじゃないよ)
【物語には葛藤を】
例えば「漫画を描いて暮らしたい」と思っても
「売れないし」「才能ないし」と実行できない人は多い
物語の主人公もそういう葛藤があるけれど
それに立ち向かい、解消する
現実の人は「何かしたい」と思ってもできずに苦しむ
ゆえに、主人公が葛藤を解消する姿に爽快感を受ける
【描き文字だけで表現しない】
画像1.には、唖然とした表情のコマに、
剣を落とす"ガシャン"という描き文字がある
これは、剣を落とす様は描いてなくて、
表情のみの絵と描き文字に関連性がない
なので読者が戸惑う
「それまでのコマの絵でわかるから」と思わずに、
描き文字だけの表現は避けよう
【キャラの位置関係がわかるように描こう】
キャラのアップばかりで、
どういう配置にいるかわからない漫画は意外と多い
背景を描くのは難しいけど
ちゃんと読者に伝わるよう、
キャラがどういう位置にいるかわかるように描こう
ロングショットで、背景を描いたうえでキャラの配置を
ひさびさに、きさらぎ冬春さん(@kisaragitousyun)の大喜利に参加
このネタわかる方、どれだけいるかな?
【コマを斜めに切る意味合い】
コマを斜めに切る効果は
1.それぞれのコマの中で、特に大きくしたい部分を大きく見せる
2.動き・迫力を出すため
3.コマ同士のつながりが強く見え、コマとコマの間の時間経過を短く見せられる
ただ、好みにもよるので
全く斜めコマを使わない作家さんも中には、いるよ
【顔アップばかりの漫画に注意!!】
バストアップ(胸より上)ばかり続く漫画では、
単調で退屈な印象を与えてしまうよ
メリハリをつけるために、絵を変えていこう
・見る角度
・大きさ
・効果
など、変える方法は色々
まず思いつきで描いてみて、
同じような絵が続くなら、どう変えるかを考えてみよう
【キャラの立ち位置が変わることに注意】
画像1は、セリフは右から左に読むことを意識するあまり
1コマと2コマのキャラの立ち位置が入れ替わってしまってる
シールに飛びつく部分と「腕相撲に……」のセリフ部分をコマ分けして
入れ替わりを改善
読者に、より読みやすくするため入れ替わりにも注意を