【説明セリフの改善】
漫画など"絵"で見せる媒体で
文章の説明による物語展開は制作の意味合いがなくなってしまう
状況説明は、絵で見せていくことを踏まえてしよう
世界観を伝えようとするあまり
冒頭から文字だらけは、なおさら避けよう
ブログでもっと詳しく解説↓
https://t.co/NSqFc0ZeDh
【誰のセリフかわかるように描こう】
基本、セリフはしゃべっているキャラの近くに
フキダシにシッポをつけて、誰のセリフかわかるように描こう
演出上、キャラのいないシーンにセリフを置くことも多いかと思う
なのでプロの漫画でも、誰のセリフかわかりづらいことは多い
注意して描こう
【キャラの位置関係がわかるように描こう】
キャラのアップばかりで、
どういう配置にいるかわからない漫画は意外と多い
背景を描くのは難しいけど
ちゃんと読者に伝わるよう、
キャラがどういう位置にいるかわかるように描こう
ロングショットで、背景を描いたうえでキャラの配置を
【1本線のコマ割りの問題点】
描き込まれた絵だと、
コマ枠の幅を取らずに1本線で描いたコマ割りは、
見づらくなってしまうよ
作者それぞれの描き方があるでしょうけど
やっぱり、コマ枠はちゃんと取った方が妥当
【読み切り漫画「ヒツジの鬼退治」ネーム20~23p 解説つき】
桃の視点の場面
主人公に対して気持ちが動く場面です
(次へ)
【漫画での別々の場面を同時進行させる方法】
漫画のコマとコマ間の幅は
基本は横幅は狭く、縦幅が広い
そして、画像2.に描いたとおり
漫画はコマ割りすることで時間の流れを描く
が、もし画像3.のように
家族が同時の時間に起きるという場面を描く場合は
コマの縦・横幅を統一することで表現しよう
【巨体さあらわす構図について】
巨体のキャラをロングで全体像が見えるように描いてしまうと
巨体に見えなくなってしまう
それで、次のコマの他のキャラが急に大きくなったような印象を与えてしまうよ
巨体さを出すなら、ローアングルで見上げる構図にしたり
背景を使って下半身を覆い隠そう
【顔アップばかりの漫画に注意!!】
バストアップ(胸より上)ばかり続く漫画では、
単調で退屈な印象を与えてしまうよ
メリハリをつけるために、絵を変えていこう
・見る角度
・大きさ
・効果
など、変える方法は色々
まず思いつきで描いてみて、
同じような絵が続くなら、どう変えるかを考えてみよう
【基本のコマワリ】
ネームでコマワリに入る前に
まずコマの大きさは考えず絵を描こう
画像1.で描いたお話を
画像2.でコマワリするよ
1コマ目は大きくして背景を入れて
舞台を伝え
複数キャラのいるコマは
横1段コマで位置関係を示そう
位置が示されたら
変化をつけるため枠なしコマも入れよう
【主人公は誰なのか明確にする】
物語冒頭から複数キャラを登場させる場合、
誰が主人公なのかわかりづらくなる恐れがある
読者に主人公が誰か伝わるように画像2.みたいに
主人公のアップを大きく描いたり、
ほかのキャラを小さく描いたり、
主人公以外を暗くしたりして目立たせる工夫をしよう
【脇役作りについて】
脇役は主人公と対照的だったり、主人公にない魅力を持たせたり
逆に主人公に似てるけど微妙に違っていたりするのもいい
また主人公は読者に嫌われてはいけないのに対し
脇役は裏切ったりさせてもいい
それで人気が出てくることもある
が、主人公より目立たないよう注意
(次へ)