なぜ呉座先生が陰謀論や日本国紀に容赦ないかは、ご本人の著作に簡潔に説明されています。
忠臣蔵の衰退の理由はもちろん色々ありますが、ひとつには法や世間に逆らっても立てねばならぬ己の一分があるという武士のエートスから、現代人がすっかり遠ざかってしまったということもありましょうね。
まあ道長の時代って考古学の知見では弥生時代から続いてきた村落が一挙に消滅して入れ替わってるそうなので、地方はかなりやばげな感じの時代なんですよね。
『秘録 退位改元』(朝日新聞社)読んだが、世論を味方につけて政府を追い込んでく上皇陛下がこんな感じ。
読者がおなじみのあの顔、この顔。
萌えからほど遠い面相に刻まれた皺に、それぞれが重ねてきた人生をと想像させ、その涙と声と想いが、いま帰還した皇帝へとひとつに向かう。
長谷川先生の画力、すごいなあ。
『ソビエト連邦史』に読んだら、レーニンの戦時共産主義とスターリンの農業集団化というのは、ソ連全土でこれをやってる感じ。
韓国外交部のアメリカ合衆国国大使ハリー・B・ハリス・ジュニア海軍大将閣下に対する態度、もうこの絵しか思い浮かばない。