このシーンは後付けで考えたのではなく当時から伏線のつもりで描いていたシーンです。
他にも細かいやり取りを散りばめてはいたんですが、全部拾うと文字だらけになるのでほとんどカットしました。
説明の順番も含めて推理漫画描いてる人って凄いなと改めて思いましたよ。
睡眠薬入りケーキと言えば、らんまでお馴染みの
なぜか金魚鉢が出てきて金魚で毒味するシーンをマネしたかったけど、これをやると高橋留美子©な気がしてさすがにやめました。
本当は「ぷかー」をやりたかった。
RTカッコいい…。
写植ってフルアナログだった15年くらい前?までは文字のシールみたいなのを実際の原稿のフキダシに合わせて貼ってあったんですよね。今よりさらに面倒だったんだと思います。
この辺りも単体で残ってたボツネーム。
セリフを削ったり逆にコマを足したりテンポを良くしたりと色々変更してます。
本編と見比べてみても面白いかもです。
全部見返したわけじゃないけど目についたものを少し紹介してみます。
第1話この1枚だけ残ってた。完成形はもう一コマ足しているのでこれは描き直したボツネームですね。よく見ると雪村の髪型も違うのでまだキャラデザが決まる前のネームみたいです。
これも変更を加えたボツネーム。
説明が多いなぁと思って描き直したんだと思います。
とにかくテンポとカッコ良さを重視してるので、同じ内容なのにコマ割りを変えて描き直す事も結構あります。その度に絵も入れ直さないといけないのがアナログネームの大変な所です。
有名な?このパワーワードは最初かなり小さいコマでした。
ここはデカく見せたいよね。って事で前のページを詰めて大ゴマになりました。
上手く詰めないと効果的な大ゴマは作れません。漫画のコマ割りは時にテトリスみたいです。
この頃はネームを原稿の下書きに流用する事もあったので、部分的に描き込んだものがあったりしました。今はこのやり方はしてません。