振り返ってみると、『漂流教室』とか『14歳』といった作品は、現在の世界を予見させるようなモノだったように思います。
#楳図かずお
「洗礼」をかきはじめたのは、「猫目小僧」のときに一つ残していたテーマがあって、いつかこれを絶対かきたいとおもっていたからそれをかいた。脳味噌を入れ替えて、そこから先、人格が変わっていって、しかも顔つきまで変わっていくというところをかき切れていなかったから。
#楳図かずお
振り返ってみると、『漂流教室』とか『14歳』といった作品は、現在の世界を予見させるようなモノだったように思います。
#楳図かずお
(漂流教室について)
大友くんと翔くんの対比もあるけれど、「子供と大人」というのがこの話の場合すごく大きくて、だし抜けにそういう世界に入っちゃったら、逆に大人の方がついて行けなくて、っていう設定を描いたんですが、それでずい分大人の人に嫌われて(笑)
#楳図かずお
うちの母はドラマチックじゃないから...ボクが描く母は似ていないですよね...。一番似ているのは「800回目のお彼岸」に出てくるお母さん。あのお話で先祖とやりとりしている姿、あれが真実(笑)
#楳図かずお
「わたしは真悟」の時は日本という島国に合わせて、イギリスとかキプロス島とか島を取り上げてはつないでいったんですけどね。地球全体は一つの塊だから、その上に地上の部分部分が乗っかっていても地面の下ではつながっているから、何か一点で起きたことが全体に広がっていくような気がするんですよ。