上中下3段にわけて話が進行する(ときどき干渉がある)『てりぶる少年団』最終回と、上下2段で同じキャラによる復興が進む世界と放射能汚染が進む世界がパラレルに進行する『ダブル・ストーリー』。これらも根っこは『火の鳥/宇宙篇』の影響。
これは出渕裕さんの体験です。面白い人ですね(ACT11「愛の金縛り パート1」) https://t.co/UdHXNE2D8l
→ページ数的には「中編」という感じですが、とにもかくにもギャグでない「連載」を無事やり遂げた作品となりました。ここで使った伝奇+自衛隊というモチーフはのちに『石神伝説』へと繋がっていくことになります(『山の音』解説・了)
私のマンガにも彼をモデルにしたキャラは出てきます。それは知っていても本人の文章は読んだことがない、という方にもぜひお手にとって、できればご購入いただけると幸いです。
『山の音』①「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」
収録順では最後になりますがこの作品が“ギャグでない”SFを描いた最初の作品です。初出は1983年「少年少女SFマンガ競作大全集」。実はチャンピオン応募時にギャグとSFの両方を描こうとしたのですが、後者は内容に画力が全然追いつきませんでした→
ほんのちょっとだけ登場していますね(『愛のさかあがり』『てりぶる少年団』) https://t.co/IfME7ihkm0