みやうち沙矢『DOG SIGNAL』7巻読了。
研究は常に更新されてゆくもの。
研究の積み重ねにより、過去正しいとされたものが覆ることはよくあること。
それを知らずに、20年前の本で学んだことを正解として過ごしているととんでもない間違いを犯すことになりかねない。
気をつけよう。
平井美帆『ソ連兵へ差し出された娘たち』読了。
満州で起きた悲劇について、引き揚げ後に開拓団幹部の男たちから口を塞がれ、また日本の世間体が口封じをし、戦後数十年を経てなお、作家や学者が語らぬことが美徳であると説き、彼女たちから人間の尊厳を奪い続けて来たことを知る。
これは必読の書。
みやうち沙矢『DOG SIGNAL』4巻読了。
「なにも教えずに好きにさせるのは『自由』じゃない」
動物愛護とはどういうことかをしっかり描いている稀有な作品。
吉本浩二『定額制夫のこづかい万歳』3巻読了。
すべてのセリフが名言でたまらない。
「しょっぱ味」というフレーズだけで笑わせる妙。
鬼気迫る「俺にはチップスターを食べる権利もないのかよ!」という訴えの切実さ。
いちいち最高!
まさに吉本浩二のマンガは間違いないからな。
で、お前の1番は何かと問われて即答出来なかったが、色々考えるとやはり初期ドラが1番ポップでキュートなのではと思う。
マンガ家マンガは面白い。
殊に『アオイホノオ』は面白い。
当初はこんなに巻数を重ねるとは思わなかったが、23巻まで続いても変わらず面白い。
次回予告もまた熱い。
表紙は北海道民ならば誰しもやるヤツ。