原作まんがでは描かれなかった展開というと
世の中にはカーロス・リベラ対ホセ・メンドーサ戦をテーマにした薄い本なんかもあるんだろうか?
私は小説でもいいから
「ゴロ巻き権藤外伝」が読んでみたいぞ北方謙三か大沢在昌あたりのノリで。
マスターキートンで英国情報部がニュースにみせかけて「わかる人にだけわかる」暗号を流していてように80年代は同士を見つけるため、まんがの原稿にそんな暗号を静かに忍ばせていたんだなあとふと思った。
島本和彦せんせのアオイホノオとか、とりみきさんのエッセイとか読んでるととにかく当時は「楽屋オチやパロディは禁止」と編集者に言われてた噺をよくきく。
だからちょこちょこと画面の中にわからないように好きなものをかいていったんだろう。
人々が宇宙へ進出し、適応するなかでより優れた洞察力や共感力を持つ新人類「ニュータイプ」へ進化を遂げることこそがガンダムの希望だったはずなのに
進化できない人たちへの差別意識が生まれるという矛盾。このくだりにしびれました。
スペックが入院中の花山を襲撃にきたときは「こんな夜更けにお見舞いですかい?面会時間はとっくに過ぎてますぜ。」って若頭のこいつが組員全員を引き連れて待ってたらよかったのにね。