その5
【ゲームのプロは彼等と同じ遊戯に戯れる。……それはそれとしてバトロワの英雄達の言葉はどうしてこうも術師達の心をグサグサ抉るんだか】
その6
【「願い」をかける時、願いの紆余曲折すら想定しなければいけない。そして大勢から勝ち取る事も。____今から7日後、我々術師のタイムリミットだ】
その9
【鐘の音は一時の閉幕と勝者を告げる。しかし安ずるなかれ、これは"新たなる蹴落とし合い"ゲームの始まりを告げる音だ。】
その11
【それは殺戮の赤い糸無きラビリンス。そして「黒幕」の最終的なる疑惑。片やチェスプレイヤーは真価を発揮し、片や囲碁士は奇形児たる悪の胎児の真実を見た___この新世界で我等は何を識る?】
その12
【術師協会の過去の英雄の歴史においてこんな記述がある。その昔とある男が13人の英雄達を用意し殺し合せそこから生じるエネルギーを集めようとした、と……つまり何が言いたいかと言うと…この様な英雄達は基本的に黒幕の都合によって動かされる「被害者」である。そして彼等も、また】
その16
【古代ギリシャのコロッセオの殺し合いと言い…人類は命のやり取りを日常生活における「高貴な娯楽」として"楽しんで来た"。だからこそこの現代における新たなロワイヤルが歴史の再現であると知った我等は思うのだ____「この世界の英雄達を支援する意味はあるか?」と」
その23
【第四試合はGM権限の象徴を罵倒の少女が奪い続行不可能?そして明かされるロワイヤルエンターテイメントの正体とは時代と人を駒とした使い捨てのマッチポンプだった。挑戦者は時の次元者の消耗品か?否____我等は命ある者。願いを懸け、今を生きる挑戦者だ。】
その24
【一時の休戦はこれまでの振り返りの時間として使われる事も最早珍しく無い。そうして宣言される敵からの挑戦状、ここからの戦いはただのバトルロワイヤルに在らず。敵味方関係なく始まる願いの争奪戦である。】