この「パン」のために手を三枚描いちゃうのがAである。まるっきりアニメーションに向いてない絵だと思うけどなぜかAはいつもこういうことをやる。手塚治虫も宮崎駿も大友克洋もこんなことはやらない。多分A以外にやらんと思う。動きの「印象」に魅せられた男のように思う。描かずにいられないのだ。
ここムチャクチャかっこいいのよな。正直南斗聖拳が一番映えたのはシンとの決戦でなくここだと思う。「一切の抵抗感なく物体を貫通する」って描写はシンの際には(演出上)なかった。惜しむらくはジャギ本人がぱっとしなかった。