新宿から池袋に自転車で足を伸ばすと神田川が立ちふさがるのである。川が洪積台地を抉っており、せっかく稼いだオレの貴重な高度(約20メートル)を吐き出してまた登らねばならない。学習院椿の坂が一番楽だと思う。なぜか宮崎駿が悪くなり「ハヤオーッ!」と叫びながら登る。そりゃアキオだ。
こういうのも、記号的表現であるのはもちろんだけど、描き手の内面の発露なんだよな。 この髪の毛の汗はもちろん目には見えないが、描き手の「頭皮が発汗する思い」「汗が体表を流れる、滴る思い」の再現であり、それを共有しているのだろう。
画材屋で買ってきたあれやこれやが、試してみたらさっぱりうまくいかず、どんどんゴミが増えていくのだった。大金にバケる(かもしれない)高価な(個人による印象です)紙がゴミに。ただのゴミに。闇金ウシジマくんで顧客リストをシュレッダーにかけちゃうあの感じ。どうすんだよこれ。
「空が灰色だからの野球回」という有名なエピソードがあって、主人公の少女が、幼馴染の野球少年にあえて愛の叱咤をし、かえって破局を迎えるという構図である。そりゃそうだ。本人は健気な愛ゆえの叱咤かもしんないが、相手からしたらまあ「闇金ウシジマくん」の肉蝮だもんな。気をつけよう。