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岬かいり「魔法の蛇口」(2022年)
食糧難である物語世界の背景に、都市伝説として唐突に挿入される"魔法の蛇口"の存在。しかし最後までキッチリ読むと、導入からオチまでがぶっとい幹線で繋がっている事を実感させられ、軽く気を失いそうになる。とてつもなく巧い少女ホラーだ。
#ちゃおホラー傑作選
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岬かいり「笑顔の世界」(2021年)
弱者を虐げる事が正当化される世界が舞台。読者に近い価値観で世界に対し義憤に駆られる主人公だが、最後にとんでもない爆弾を落とし物語は終了する。
読者を平気で崖から突き落とすような構成は、タマラン人にはタマラン世界。
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阿南まゆき「飼育係」(2022年)
安定した独特のタッチでソリッドな少女ホラーを描く阿南作品のいち。面倒見のいいクラスメイトと仲良くなった主人公が気づいてしまった彼女の秘密を巡り、ラストに向けた急転直下のジェットコースター展開が楽しい、ハイスピードホラーである。
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まいた菜穂「最後の晩餐~menu:美桜~」(2022年)
氏の代表作でもある「最後の晩餐」の別エピソード。食材となった対象の特徴や能力を取り込み、コンプレックスを克服し増長する主人公の因果を描く正当派ホラーとなっており、オチも完璧。素直に感心させられる傑作となっている。
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寺下よこ「オオカミと赤ずきん」(2022年)
赤ずきんテーマのホラーでは、2段オチを得意とする環方氏の「~アフター・ダーク」が有名だが、本作も物語に仕掛けた捻りでは注目したい快作である。
絵柄の荒さも含めて独特の雰囲気を醸しており、40年後くらいに古本で読みたい一作だ。
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真山リコ「人魚姫のヒミツ」(2018年)
顔芸に見る"神田森莉イズム"に注目が集まる、真山作品のいち。
近代少女ホラーでは絶滅した"スカムホラー"を継承した奇跡の作風を堪能したい。
本作自体はオーソドックスな美醜テーマだが、絵柄のせいで内容が入らない点もスカムと言える。
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小室栄子「乙姫様は深く愛する」(2022年)
一見扱いにくい「浦島太郎」を現代劇にアレンジし、小室氏らしく竜宮城をそのまま出しつつ今っぽいメンタルで描写した意欲作。
個人的には断頭表現があった事に感動した。ちゃおコミだと"ちゃおコード"も緩いのかしら。
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阿南まゆき「血まみれシンデレラ」(2022年)
エッジの効いた描写とスピード感溢れるぶっ殺しが白眉な、阿南さんらしい一作。
シンデレラを扱いつつも、グリムホラーに陥りがちな湿度の高さを廃した、カラッとした人死にシーンが楽しい。
登場するほとんどの人が死ぬ。
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菜乃みくろ「おともだち」(2021年)
友達ができないことを悩む主人公が、電柱に顔を描いて"でんしろう"と名付け友達認定した所からお話は始まる。
その後でんしろうのお陰か、自然と明るくなった彼女にひかれ、人間の友達も出来るようになっていくが…
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環方このみ「いないいない、私」(2020年)
対人スキルが低く、怒らせまいと気を使うが逆効果となってしまう主人公。友人からもアドバイスをもらうが… 本作は環方さんらしい構成の妙が冴える一本。いつもの「永久おにごっこ」テイストが今回も活きている。
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能登山けいこ「鍵」(2021年)
憧れのカナタくんの家の鍵を拾った主人公が遂には彼の家の屋根裏に忍び込んで彼を観察する、というお話。
本作は乱歩の「屋根裏の散歩者」を彷彿させる内容をちゃおホラーでかまして界隈を軽くザワつかせた怪作である。練られた展開にも注目したい。
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初心者
「ちゃおホラー読んでみたいんだけど…」
優しいオタク
「まいた菜穂」
後進を育てたいオタク
「今井康絵! 今井康絵最高!!」
年寄りオタク
「牧原若菜かな…(ボソッ」
狂人
「そんなことよりヤバホラ読もうぜ!!アアアーッ」
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