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真山リコ「人魚姫のヒミツ」(2018年)
顔芸に見る"神田森莉イズム"に注目が集まる、真山作品のいち。
近代少女ホラーでは絶滅した"スカムホラー"を継承した奇跡の作風を堪能したい。
本作自体はオーソドックスな美醜テーマだが、絵柄のせいで内容が入らない点もスカムと言える。
#ちゃおホラー傑作選
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寺下よこ「オオカミと赤ずきん」(2022年)
赤ずきんテーマのホラーでは、2段オチを得意とする環方氏の「~アフター・ダーク」が有名だが、本作も物語に仕掛けた捻りでは注目したい快作である。
絵柄の荒さも含めて独特の雰囲気を醸しており、40年後くらいに古本で読みたい一作だ。
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まいた菜穂「最後の晩餐~menu:美桜~」(2022年)
氏の代表作でもある「最後の晩餐」の別エピソード。食材となった対象の特徴や能力を取り込み、コンプレックスを克服し増長する主人公の因果を描く正当派ホラーとなっており、オチも完璧。素直に感心させられる傑作となっている。
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阿南まゆき「飼育係」(2022年)
安定した独特のタッチでソリッドな少女ホラーを描く阿南作品のいち。面倒見のいいクラスメイトと仲良くなった主人公が気づいてしまった彼女の秘密を巡り、ラストに向けた急転直下のジェットコースター展開が楽しい、ハイスピードホラーである。
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岬かいり「笑顔の世界」(2021年)
弱者を虐げる事が正当化される世界が舞台。読者に近い価値観で世界に対し義憤に駆られる主人公だが、最後にとんでもない爆弾を落とし物語は終了する。
読者を平気で崖から突き落とすような構成は、タマラン人にはタマラン世界。
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岬かいり「魔法の蛇口」(2022年)
食糧難である物語世界の背景に、都市伝説として唐突に挿入される"魔法の蛇口"の存在。しかし最後までキッチリ読むと、導入からオチまでがぶっとい幹線で繋がっている事を実感させられ、軽く気を失いそうになる。とてつもなく巧い少女ホラーだ。
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