環方このみ「いないいない、私」(2020年)
対人スキルが低く、怒らせまいと気を使うが逆効果となってしまう主人公。友人からもアドバイスをもらうが… 本作は環方さんらしい構成の妙が冴える一本。いつもの「永久おにごっこ」テイストが今回も活きている。
#ちゃおホラー傑作選
坂元勲「あけましてご愁傷様です」(2019年)
"大晦日から元旦に変わる瞬間、怪現象により人が死ぬ町"で身内を亡くした少女がその原因を探ろうとするサスペンスホラー。突飛な出だしから(そこそこ)キレイな着地を決める構成力の高さは流石の坂元節、と言えるだろう。面白いですよ。
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まいた菜穂「最後の晩餐~menu:美桜~」(2022年)
氏の代表作でもある「最後の晩餐」の別エピソード。食材となった対象の特徴や能力を取り込み、コンプレックスを克服し増長する主人公の因果を描く正当派ホラーとなっており、オチも完璧。素直に感心させられる傑作となっている。
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阿南まゆき「飼育係」(2022年)
安定した独特のタッチでソリッドな少女ホラーを描く阿南作品のいち。面倒見のいいクラスメイトと仲良くなった主人公が気づいてしまった彼女の秘密を巡り、ラストに向けた急転直下のジェットコースター展開が楽しい、ハイスピードホラーである。
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阿南まゆき「血まみれシンデレラ」(2022年)
エッジの効いた描写とスピード感溢れるぶっ殺しが白眉な、阿南さんらしい一作。
シンデレラを扱いつつも、グリムホラーに陥りがちな湿度の高さを廃した、カラッとした人死にシーンが楽しい。
登場するほとんどの人が死ぬ。
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真山リコ「人魚姫のヒミツ」(2018年)
顔芸に見る"神田森莉イズム"に注目が集まる、真山作品のいち。
近代少女ホラーでは絶滅した"スカムホラー"を継承した奇跡の作風を堪能したい。
本作自体はオーソドックスな美醜テーマだが、絵柄のせいで内容が入らない点もスカムと言える。
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