そして次に描いた馬作品が、昭和31年のデビュー2年目に「少女ブック」で連載した「牧場の合唱」でした。
これもシビアな話で、ヒロインが育てた愛馬アカツキ号が毒殺されるという展開で、少女漫画でこれをやるのかと唸った記憶があります。(^^;
#横山光輝と馬
その中でも個人的に印象に残っているのは、「水滸伝」での躍動感ある馬たちの姿や、「狼の星座」での馬賊と馬たちの一体となった攻撃シーンでしょうか。
#横山光輝と馬
「戦国獅子伝」に登場する「汗血馬」や力強い黒馬隊の疾走シーンなども強く印象に残っています。
作品の中にたくさんの馬たちが出て来ると、アシさんたちの作業が凄く大変だったみたいで、先生も申し訳ないと気にしていたそうです。(それでも妥協はしないんですが)
#横山光輝と馬
また、凶馬として恐れられながらも、そんな馬を信じた玄徳を窮地の中から救い出した「的盧(てきろ)」のエピソードも強く記憶に残っています。
#横山光輝と馬
これは前にも呟きましたが、晩年の大病後の「殷周伝説」の中で、馬がアシさんによってポニーのように小さく描かれてしまったのが悲しいと漏らしていたのが強く印象に残っています。
馬に対する愛着とこだわりは最後まで強かったんでしょうね。
#横山光輝と馬
もう無いだろうと思っていたら、またもや先生のコメントを発見。
趣味も宝物も将来の夢も、全てが「馬」でした。
ここまでくるとアッパレの一言。(^^)
#横山光輝と馬
こんな記事を見つけました。
馬が大好き、8年前から夢中に。そして、夢は牧場主。す、すごすぎ・・・。(^^;
また、完全な弟子として小沢さんの名前を挙げているのもびっくりでした。GRで決別した後のインタビューなだけに。
#横山光輝と馬