【重版未定:自選名場面集_17】
『重版未定3』第32話「フリー編集者その2」より。
フリー編集者である権蔵さんのセリフ、自分でもかなり好きなんです。文章ではなく、メディアそのものを編集しないとダメだよな……と自戒しつつ、最近は仕事をしています。
#重版未定
【重版未定:自選名場面集_16】
『重版未定2』「おまけ 異世界で出版社はじめました」より。
出版の自由が禁じられた異世界に迷い込んだ主人公と編集長。そこで出会った作家の家に憲兵が踏み込んできて……。編集長の静かな激昂は、一番私が好きなシーンです。
#重版未定
【重版未定:自選名場面集_15】
『重版未定2』第28話「逃走」より。
「著者の代わりに編集者が書く」のは禁じ手中の禁じ手。普通の出版社ならまず認められない行為です。
個人的には「逃げる著者より、逃げられる編集者が悪い」と、ひとりの編集者として思います。
#重版未定
【重版未定:自選名場面集_14】
『重版未定2』第24話「打ち合わせ その2」より。
執筆中に不安に駆られた著者を励ます主人公。編集者の仕事は、究極的には「著者を信じること」に尽きると……個人的には思います。「な~に甘いこと言ってんだよ川崎はw」とか笑われそうですが……。
#重版未定
【重版未定:自選名場面集_5】
『重版未定1』第7話「取次」より。
取次と喧嘩をはじめる主人公を止めようとするバケツ。
「双方動くな」はパロディセリフではありますが、執筆時(2016年)の出版業界へのメッセージの可能性も。取次も版元もてんやわんやの年でした。
#重版未定
【重版未定:自選名場面集_3】
『重版未定1』第5話「客注」より。
書店からの客注に主人公が電話応対するシーン。
読者はいるのに届けられない……その悔しさ、苦しさ!
本は思考を「残すためのメディア」であることは確かですが……「残ることが難しいメディア」でもあるのです。
#重版未定