【75年前の7月20日】「自分は日本を愛する─しかし迷信は絶対に信じない。戦争が二、三年であったらこういう疑いは心に起らなかったであろう。暴風のような熱狂の中に終ったであろう。戦争も九年目くらいになるといかなる人間も心胸一編の戦争哲学が心に編まれざるを得ない」#風太郎不戦日記 #勝田文

【75年前の7月28日】「八紘一宇、何ぞ他民族に対して不可解の理想なるや。日本人たる余にもよく分らず、況んや他民族をして信ぜしむるをや。ただし、理想の旗の文句はどうでもよし。要は力なり。武力なり。これ本次大戦により吾らが得たる悲痛なる最大の真理なり」#風太郎不戦日記 #勝田文

【75年前の8月9日】「◉夕のラジオはソビエトがついに日本に対し交戦状態に入ったことを通告し、その空軍陸軍が満州進入を開始したと伝えた◉しかし鈍い。一般には十二月八日のような昂奮は認められない。予期せぬことではなかったこと。激情的な事実にも馴れっこになっていること」#風太郎不戦日記

【75年前の8月11日】「余は日本の命脈があと二、三ヵ月のごとき感じ、昨夜せり。しかれども若しこれが事実ならば、あと十日とすら思う。ここまで切迫せりとは愕かざるを得ざれど、敵が原子爆弾を使用せる以上、戦争は真に無益なりといわざるべからず」#風太郎不戦日記 #勝田文 #山田風太郎 #不戦日記

あさっては8月15日、終戦記念日ですね。75年前の8月は──6日に広島、9日に長崎に原爆が落とされ、同じく9日にソ連参戦。日毎に追い込まれていく日本。当時長野県の飯田市に疎開していた山田風太郎の生活は？ 発売中のモーニング36・37合併号の「#風太郎不戦日記 」をぜひご覧ください。#勝田文

【明日以降も…】8月15日がもうすぐ終わろうとしていますが、明日以降も心に留めていただきたい物語です。「#風太郎不戦日記 」、昭和20年8月のエピソードを描いた第10話掲載のモーニング36・37合併号は、ただいま絶賛発売中です。#終戦記念日 #昭和20年 #勝田文 #山田風太郎 #不戦日記

【最新号】けさの「#おはよう日本 」でもチラ見せがありましたが、最新の「モーニング」36・37合併号（紙版）が店頭に並ぶのは、19日(水)までです。#勝田文 さんが描くカラーページつき『#風太郎不戦日記 』第10話が掲載となっていますので、ぜひ読んでください。昭和20年8月を描いています。

【75年前の8月28日】「夜、町に灯明るくともる。街頭の鉄柱は遠き昔に弾丸となりて今や南海の底に沈めど、往来の空を横切りて両側の店舗を結ぶ電線に裸電球ぶら下がる。その下に、美しき円き輪落せる光の中に、痩せ腹ふくれたる黒き裸の子ら十数人愉しげに遊べり」#風太郎不戦日記 #勝田文

『#風太郎不戦日記 』2巻では、風太郎が各地を転々とするということで、当該の町の書店様には「ご当地POP」をご提供できます。地元切り口で『風太郎不戦日記』を展開してみたい！という書店様、お気軽にリプください。ちなみに登場する町は東京（目黒、白金）、鶴岡、京都、養父（八鹿）、飯田です。

【ご挨拶】2020年『#風太郎不戦日記 』をご愛読下さり、ありがとうございました。終戦から75年という節目の年、そしてコロナ禍の折に、昭和20年の日本を皆さんに伝えるこ事ができたのは意義深いものがありました。来年は1月17日発売のモーニングから掲載開始です。ご期待下さい。それではよいお年を！

1月4日は #山田風太郎 先生の誕生日。ご存命なら99回目の、ですね。76年前の今日はこんな日記をつけています「午前改めてガス会社にゆく。夜八時十五分警報発令。敵一機静岡侵入。川端康成の短編集を読む」。時が経つにつれ一層貴重になっていく記録です。（添付は漫画『#風太郎不戦日記 』1月3日）

（´-`）｡o0(…山田風太郎先生没後20年フェアをやってくれる書店さん、いないかなあ。そして『風太郎不戦日記』をそこに混ぜてくれないかなあ。お手伝いバリバリやりますよ〜）#風太郎不戦日記 #山田風太郎 #勝田文