「死ぬまでにしたいことは?」「セックス」。絵本奈央×岡田麿里「荒ぶる季節の乙女どもよ。」は性に翻弄される思春期の少女たちを描く。文芸部5人それぞれの性との距離感の違いも見所。それはそうと、アレを見られてしまったモテ男・泉くんが本当に可哀想だというのが男目線の感想でしたマル #1巻
才能とやりたいことが必ずしも一致するわけではない。筒井大志「ぼくたちは勉強ができない」はお勉強ラブコメ。努力型秀才の主人公の苦労は羨ましくも大変そうです。女の子が可愛いのは見ての通りですが、“努力の仕方”を描いてるのもイイところです。あと主人公家族の仲良いのが微笑ましい。 #1巻
SF好きあるあるネタ満載でSF案内にもなってるのが大井昌和「すこしふしぎな小松さん」。膨大な名作の数々に「まだアレも読めてない……」ってなりがちなSFファンは多いですが、読む物が尽きないということでもあり。メンドくさい習性含めて「SF(ファン)は楽しい」が詰まった作品。 #1巻
普段寡黙なあの娘は、通学路の歌姫……ぬじま「歌うヘッドフォン娘」は引っ込み思案な女の子のラブコメディ(コメディ寄り)。聴いてる歌を無意識に歌っちゃって、それが抜群に巧い。人目があると歌わないから、ファンは隠れて見守るのみ。いい話に見せかけて毎回オチがヒドいのもイイ!(?) #1巻
女子高生にして天才書道家!しかも容姿端麗で学園のマドンナの地位を一気に築きあげた橘雪乃。だが実は...書道以外は全てにおいてポンコツだった!おにお「ユキトスミ」は、マドンナの地位を守る為に成り行きで選ばれた主人公が、猫かぶりの天才に振り回される姿が哀れ、だが羨ましく思う。#1巻
寿司職人に必要な能力とは...自然治癒力が高いこと!そして巨大数ができること!なのです!ふいっしゅ数・グラハム数といった、人が普段扱わない巨大数を新鮮?なネタと共に出す寿司屋はここだけ!理解よりまずは感じることが先手必勝。数を恐れるな!
小林銅蟲「寿司虚空編」 #1巻
ビールはうまい。
ルーツ「ルーツビア」読むと酒(主にビール)が飲みたくなる、酔っ払い漫画。
首肯するシーンは沢山ありますが、お気に入りは「外で飲むビールイズグッド!」。野球を肴に酒を飲む。うまい。楽しい。 #1巻
悪徳探偵による情報開示が元で妹の命を奪われた紗崎玲奈は、有る調査会社の対探偵課...探偵を取り締まる探偵の任につき、2度と妹に起こった悲劇を繰り返さないと誓うのだった。松岡圭祐/清原絋「探偵の探偵」はTVドラマなどに感化された探偵=正義のイメージを一蹴し、再構築する。 #1巻
私小説とドキュメンタリーテイストを合わせてドラマ的枠組みで構成をした連作集が百名哲「モキュメンタリーズ」です。作者の分身「百野」の視点から語られる物語は、一本のAVを巡る話であったり、ドルヲタ豪州人の巡礼の旅であったり。執着を巡るドラマはそれぞれ予想もしない結末に。 #1巻
攫ってきた人間が有能過ぎて、人類がヤバい!? 鴨鍋かもつ「魔王の秘書」は有能な秘書がお約束の矛盾を捌いていくコメディ。強キャラを勇者の故郷に配置すればイイんじゃね? という誰もが抱く疑問から、魔王軍の組織改革を通して現代社会への風刺コメディまで。容赦の無さがコワイよ! #1巻