イチャラブ嫌いの私を「ほう…イチャラブもええやん…」と唸らせた超イチャラブ萌エロ漫画ことmajoccoid先生『いけないことしたい』、バイトの制服の胸の部分がブカブカで泣いちゃう貧乳っ子・机の下に潜り込んで悪戯っぽくはにかむ妹など、王道を煮詰めまくって萌えアニメ並の画力で包んだ読む「夢」

「やったねたえちゃん！家族が増えたよ！」であらゆるバッドエンド愛好家を魅了した絶望の名手カワディMAX先生の『犬少女』、捨て犬を守るため、不良たちの「犬」となる少女のあまりにも惨い話…絶望の中にしっかりすぎるほど実用性を入れ込んでくれるカワディMAX先生クオリティ、90%オフで94円なう

不健全図書認定という名の称賛を受け話題になった山本直樹先生の傑作『田舎』。ボードレールの言葉に「恋愛はやがて所有の趣味によってけがされる」というのがあるけど、 「付き合う」とかいう所有の契約に汚されない二人の、心も体もさぐりあうような触り合いは、美しい「大人未満」の儚い記憶。

私の二大性癖先生・海明寺裕先生『白昼夢』、とにかく「従う」ことに必然性がないと安心して没入できない困った変態なので、制度として人間が「下等生物」にされたり、弱みのにぎり方に余念がない先生の作品は本当に重宝…「尊厳」というものへの深い造詣からしか生まれない完璧な「尊厳破壊」の世界…

ジェラードンの人がかいたエロ漫画、軽い気持ちで読んだら、絵のタッチと画角が絶妙にエロいのと、おっさんがめちゃくちゃリアル「汚っさん」の表情・特徴を的確に捉えてて実用性ありすぎて笑ってる。人間の特徴を細部まで捉え表現する、文字通り「芸人」という職業の底力を見た気がした。笑ってる。

人はなぜ「拘束」に惹かれるのか、鬼窪先生の漫画の「心の通りにならない身体」という表現がひとつの解答に思える。「心をかくすために顔をもっている人々」という、本の言葉があるように、見破られたくない精神を隠すために肉体がはたらかざるをえないのなら、「拘束」こそが、心の解放の免罪符となる

「人は意図の分からないものが一番恐い」という話があるけど、それが転じて無表情・言語交流不可な侵略者に惹かれるのかもしれない。フィールドワークの名のもとにヤバい土地に潜入してはエロい目に合うシリーズ『新堂エルの文化人類学』は、天狗面・蛸・食人族などの意図不明恐怖とエロスが詰まった本

私の泣いたエロ漫画ベスト3かつ、文学的エロ漫画の聖書『エロマンガベスト100』でも紹介されてた作品、今日23：59まで半額👯‍♀️ キャノン先生のロ〇かわファッションも良いよ…… https://t.co/TkHJyBC6Yb

劇薬とよべるにふさわしいショックを、現実離れしすぎず、質量感のある肉体描写で提供してくれるるりいろシュガー先生。『咎人の夢』は1ページ目の恐美しい眼から、え？白黒ってこんなに瞳に魔力宿らせれたっけ？となり、夢か現かわからず放浪する魂のように精を吐き出す男に羨望さえ抱いてしまう…

おしとやか、強い貞操観念、恥ずかしがり屋…そんなステレオタイプな女の子像をかなぐり捨て、ガサツでズボラ！悩みは自分で解決！主体的に性を楽しむ！そんな女の子が大集合してる幾花にいろ先生『丹』、これが爆売れしてるってのはなんかちょっといい世の中じゃん…と嬉しくなるような令和の傑作

文芸評論家・川村二郎は「小規模な完璧は必ず熱烈な特定の顧客を招き寄せる」「小宇宙」であると表したが、きい先生『布団の中の宇宙』シリーズは、「小宇宙」を思わせる「小規模な完璧」と秀逸なタイトル、そして「上手い」の他に「クる」というベクトルが存在することを教えてくれる画力に脱帽…

「鬱エロ漫画」鬼リサーチでたどりついたみかんR先生『暗涙の足跡』収録ということで買った『その息が止まるとき』、薄汚れた壁、心のために肉を捧げる少女たち…独特な絵柄が、日常の一歩先に存在しそうな危うさを与える…「エロ」だからこそ表現可能、しかし「エロ」の枠を超えた鬱漫画の最高傑作集