桜井昌一 氏は「東考社は 水木しげる 先生に社運を賭ける」と 弟の 辰巳ヨシヒロ 氏に言うほど、水木作品に惚れ込んでいた。【墓場鬼太郎をしのぐ大長篇力作】と 悪魔くん の広告ページで謳うほどの力の入れようが見られる。この時は上手く行かなかったが、桜井さんの漫画の才能を見抜く力は本物である
とんちきCLUB主催の合同誌『ゲゲゲの激推しくん』にて、【僕のゲゲゲの謎】と題し《カランコロンの歌の謎》と《タイトルのゲゲゲのもうひとつの由来》について文章を寄稿させて頂きました◎ゲ謎の話とは全く関係ありません。僕の文章は箸休め程度に読んで頂ければ幸いです◎おそらくこの本…かなり濃い https://t.co/Az2699qO4g
水木短篇に『猫鬼』という『猫又の恋』を元にして描いた時代物がある。玉という老猫が山形屋の娘から片時も離れず縁談も破談になるので、父親が元興力に相談するとこから物語が始まるが、3期 ゲゲゲの鬼太郎『妖怪捕物帖 猫騒動』は店や猫の名が同一な事から『猫鬼』を元に作ったのだろう
#水木しげる
鬼太郎の作中に鬼太郎の漫画が出てきたり、原作には登場しない怪物を作中のキャラが理解してたり、漫画に凄みを出す為変な笑いをしてると作中の人物が解説しだしたり、漫画にオチをつける為に漫画家が作中の人物に命令したり、作品の外側と内側を自由に行き来しても問題ない水木漫画の凄さ
#水木しげる
『妖怪大戦争』にて一反木綿達は死ぬが、いつの間にか何事もなかったように生き返る。『妖怪獣』の作中でまた一反木綿は殺られるが生き返り、生命力が強いから僅かなきっかけがあれば再生するという説明がなされる。この説明は戦死した仲間の妖怪を復活させる呪文だったのではなかろうか?
#水木しげる
墓場鬼太郎 おかしな奴では、冒頭に兎月書房や三洋社でも描いた鬼太郎の誕生シーンを改めて描いたが、誕生シーンから描いて下さいと注文したのは佐藤プロの佐藤まさあき氏だった。もしこの注文がなければ、生まれた時には両目があるという以前とは違う設定は誕生してなかったかもしれない
#水木しげる
週刊少年マガジン66年1月1日号から始まった『悪魔くん』は、講談社児童まんが賞受賞後第1作として描いた作品。だからかはわからないが貸本版悪魔くんだけでなく、『墓の町』や『草』など他の過去作品のアイデアも盛り込んでて、過去に蓄えた面白さを濃縮し詰め込んだ力の入れようを感じる
#水木しげる
水木作品で薔薇のトーンを見かけるが、水木プロで使っていた柄物のトーンは花柄ぐらいで、百枚単位で余るほど纏め買いするので使うしかないと村澤昌夫氏が証言していた。森野達弥氏が万寺タツヤ名義で描いてた作品に薔薇のトーンが使われているが、水木プロの余ってたトーンなのだろうか?
#水木しげる
【タレント議員】という 水木しげる 先生が東スポで描いた四コマ漫画がある。テレビの中からタレント議員が次々出てくるが、最後尾に鬼太郎やオバケのQ太郎が現れタレント議員たちは驚いて逃げてしまう。比喩で政治家を妖怪に喩える事があるが、いつの世にも現代社会に妖怪は紛れているかもしれない。