妖怪ハンター(1974) 諸星大二郎のデビュー作 主人公 稗田礼二郎が 日本各地で遭遇する 怪奇や超常現象を軸に 物語が進んでいく この頃からすでに作家性は 完成されていて 40年以上経つ今でも 同じ画風を 貫いているのがすごい ちなみに余談だが うる星やつらの 主人公あたるの名字は 諸星大二郎由来

#お前らガチ泣きしたシーン晒せよ 漫画は名シーン名作多すぎて 全然絞りきれなかったから メジャー過ぎず マイナー過ぎないとこで選別 漫画編 からくりサーカス 寄生獣 狂四郎2030 デビルマン

冒険エレキテ島(2011) 雰囲気漫画好きなら 是非読むべき 作者は鶴田謙二 既刊2巻で3巻が出るのは未定だが 冨樫義博 三浦健太郎 広江礼威の ファンである自分にとっては 新刊まで数年待つ事など造作もない 幻の島 海 飛行機 ロマンが詰まった傑作 漫画として読んでも良し！ 画集として読んでも良し！

暗黒神話(1976) 諸星大二郎の作品の中でも 神懸かった完成度の傑作 ここまで濃い作品は 現代の作家には描けない というか古史古伝系の作家で 御大と肩を並べれる人物は 今昔探してもいない 構想に1年半かけて 6話で終わったので拍子抜けした と 本人は語っているが ジャンプに載せるには 濃すぎた

あれよ星屑(2013) 山田参助が描く 戦後の焼け野原に生きる 人間たちの力強さ 儚さ 葛藤を リアルに映し出した傑作！ 誰が読んでもわかる 膨大な資料と知識 圧倒的な表現力 作品はフィクションだが 主人公や娼婦 果てはモブまで こんな人生を歩んだ人々が いたことを 思い馳せずにいられない 全7巻！

バトルロワイヤル(2000) 田口雅之が高見広春の原作を元に コミカライズ 途中から お前ら中学生か？と 誰もが突っ込みたくなる 頭脳戦と格闘を 繰り広げる 普通に泣ける 桐山和雄(敵)と相馬光子(敵)が カリスマ性抜群で いいキャラしてた 当時は設定が衝撃的で 物議を醸した デスゲーム系の始祖！

SARU(2010) 猿にまつわる古今東西の 伝承 神話 悪魔 聖人 斉天大聖 黒魔術 旧約聖書 果ては アンゴルモアの大王と 人類の存亡まで繋がる壮大な物語 この濃密な サスペンスとファンタジーが 上下2巻で読めちゃう 五十嵐大介の傑作 海獣の子供より こっちを映画化して欲しかった 控えめに言って天才

殺し屋1(1998) 山本英夫のバイオレンスアクション カルト的な人気がある 実写化の際に暴力描写が酷いため それまで性的描写にしか 使われなかったRー18指定がついた 初めての作品 この内容で 累計発行500万部はすごい 登場人物の8割くらい 頭おかしい 敵勢力のボスにあたる垣原が ぶっ飛んでて人気

多重人格探偵サイコ(1997) 大塚英志と田島昭宇が タッグを組んだサイコスリラー 当時 猟奇性や ショッキングな描写が 問題となり 1話目で 角川書店の役員から ストップがかかり 印刷機を止められ 連載が1ヶ月遅れるという 逸話がある ちなみに6県から 有害図書認定されてる ある意味レジェンド！

魔人探偵脳噛ネウロ(2007) 鬼才 松井優征の名作 探偵モノ謳ってるけど 全然推理とかしない クセの強すぎる容疑者と 変人達を眺める漫画 途中や後半でシリアスになったり 超常バトル始まったりする 名シーン多数 暗殺教室の10倍面白い ちなみに宮崎駿オマージュと 思われるロリコン被害者出てくる

黒博物館スプリンガルド(2007) 藤田和日郎の短編傑作 19世紀のイギリスが 舞台のダークファンタジー 邪眼は月輪に飛ぶ(2007) もそうだが 短編描いても長編描いても キッチリ綺麗に 終わらせるのが藤田節 これだけ作品量産しても ハズレが無いのは 藤田和日郎と高橋留美子くらい つまり小学館は神

ヒョンヒョロ(1971) 藤子F不二雄の短編読み切り SF短編集等に収録されてる ショート作品に 不気味さ SF パンチの効いたオチを しっかり入れてくる F先生はダークな作品も強い ミノタウロスの皿(1969) カンビュセスの籤(1977) も完璧な短編なのでおススメ 星新一や諸星大二郎好きなら 読むべき名作