明らかに野生の弓馬鹿のボーゲンさんが
実は頭がいいとか。
いつも穏やかなジャンくんが戦闘時は怖いからこそ
バーサーカーになっちゃうとか。
そういうのがね。大事なんよね。
なかなか俺TUEEEEEEできないけど。
ああ、でも戦闘に関しては割とずっと俺TUEEEEEEしてますね。
襲われたら悲鳴を上げて逃げる。
棒立ちでそのまま殺される。
魔王ムーブで淡々とエグい感じで処理する。
などなど、
そのキャラに相応しい感情を抱かせ、判断させ、行動させる。
キャラが出来てれば、「自然とそいつがそうする」ようになる。
明らか肉食恐竜っぽいのに襲われた。
さて、何を感じ、どう判断し、どうするか。
隣で友達が愚痴ってる。
さて、何を感じ、どう判断し、どうするか。
ここで「キャラ」が決まるのだ。
ちなみに、「キャラ」は、「状況に対する行動と選択と感情」で表現できる。
白面金毛は「人間は皆殺しです」が口癖のキャラだけど
別種の疑いがあれば確認する事で冷静な面もあるキャラであることを示せる。
同時に、人間とみなしていいか?と聞く事で
戦いを避けたがってるわけでないことも示せる。
望月さんとかな。
感情移入しやすいように作られたキャラじゃ決してないんだ。
(多分)作者の方の実体験をもとに作られたヤベェヤツなんだ。
コレは「感情移入してしまったらヤベェと感じて我が身を改めるキャラ」。
でも望月さんがしっかり望月さんしてるから感情移入しちゃうんだ。
冒険王ビィトのグリニデ様。
冷静そうなのはガワだけで中身がヤベェやつなのも初見からはっきり示して、この後も表面上の紳士エピソードと、明らかヤバいやつエピソードの両面が丹念に描かれる。
グリニデ様が「グリニデ様」してるので、どれだけ頭おかしくても共感できる。