王の護衛隊、拳銃の腕よりも、盾となって死ぬ覚悟よりも、最後のディネルースへの忠誠の厚さが最初の選考基準だった気もする。一番大事だもんな、そこは！ なお、目の前でいちゃつかれても動じない心も必要な模様 #オルクセン王国史

原作小説では静かにグスタフ王に訴えにきてる感じだったシュタインメッツが、マンガではまるで本人が強硬論の急先鋒みたいになってて印象が強い 個人的にはこっちのが好きかもしれない #オルクセン王国史

「君たちはどう生きるか」でコペルくんが牛乳から遡っていった話を思い出す 軍隊でやるとまた印象が違うな。魔法がある世界で、魔法みたいに軍隊は出現しないと言われるのもまた重みがある 歩んできた歴史の結実としての軍隊の動員、まさにオルクセン王国史 #オルクセン王国史

モブ一人一人に至るまでの人生に想いを馳せる作品は名作 多くの命が失われる戦記ものでは特にだ 国内すら不意打ちみたいに行われた動員からの開戦、家族友人に別れすら言えず戦場に散る者も多くいただろうな…… #オルクセン王国史

保線作業の奴らのくだりも印象深い オルクセン国内といえど差別的な価値観は存在するということ、相変わらず美味そうな料理描写、現場作業員の誇りとそれに敬意を払う班長。僅かな描写でいくらでも栄養がとれる 彼らこそはオルクセンの動脈、鉄道を守る戦士たちだ #オルクセン王国史

陸軍と比しても不利な戦いに臨む海軍 死すら覚悟して、それでも自分たちの本分を貫き通すため、いつものように大騒ぎして乾杯する海の男たち 全くお前らは最高だぜ #オルクセン王国史

寝てるように見せといて、少し身体が動いてる描写が見て取れるアドヴィン 二人の会話を邪魔せず、それでいてその心を慮っているのだろうな、と思うと来るものがある #オルクセン王国史

いつも通りに振る舞う頼もしさを見せつつ、ディネルースに「必ず生きて帰れ」というメッセージを日常の延長かのように伝える グスタフ王は粋なお方だ。その胸中にどれだけの不安や激情、自問自答が渦巻いているかを思えば、辛くもあるが #オルクセン王国史

他国なら4ヶ月はかかる動員を十二日間！ これを実現してしまうのがオルクセンとグスタフの歩んだ百年の積み重ねによるところではあるが、それでもやはり無茶をやってるよな 魔種族が「魔の十二日間」なんて言うんだものな #オルクセン王国史

12話1ページ目のこことか、将校たちの顔ぶれが絵で示されることで、オルクセンの全種族が軍幹部にいるということが改めて分かり、他種族一丸となったオルクセンの国柄を一眼で感じられる 同時にオルクセンの力を持ってしてもこの動員が困難だということも彼らの表情でわかる #オルクセン王国史

信者（オタ）たちをちゃんと一人一人描いてるの本当すげえよ。表情にしても笑顔の奴から真剣な奴から黙考してるかのような奴まで描き分けられてるし 既に言われてると思うが、後ろで右龍が落としたマスク拾って声かけてる親切な信者が特に良い #忍者と極道

ここが極道族の魅力であり、この漫画の魅力なんだよな……紛れもない大量虐殺なのに、真っ直ぐな信念と表情でやられると心打たれてしまうというのは、精神のバグなんだろうか それをちゃんと認めて受け止めた上でブッ殺す忍者たちも、本当に魅力的だ。極道寄りの私には眩しくもあるが #忍者と極道