Q.尾形が中央への報告者なのか？ 皆殺しの事実を知りえるのは､網走戦の生き残りたち。その中でもっとも疑わしいのは､スパイであることが明らかな尾形なので､作中で彼が触れてきた監獄の情報を､菊の言と照らし合わせていきます。一致すれば尾の報告である可能性が高い

•俺は不死身だ →だから死に負けない→だから父親を切り捨てない こんな“道理”立てです ところがシマｴナガ回では •俺は不死身だ →だから死に負けない→だから小鳥を切り捨てない とは　な　り　ま　せ　ん　でした

②彼女の結婚はすべて親のせいで､夫婦にいっさい非は無く仕方ないことだとしっっかり諦めさせる ③自分の下で働けば､死刑は免除になると言う …かな？もちろん中央には秘密です｡監視を名目に遠くに連れて行くとでも報告すれば､全方位に良い顔をして望み通りの方向へ事を進められる

罪悪感を消したくて､誰もが理屈を捏ね 解釈を再構築して､どれだけ変容しながら生きているか！別の自分に化けながら ようよう生き延びる人の姿を､ゴールデンカムイは丁寧に見せてくれます｡カムイは皮をかぶって現れるとやろ？そういう物語なんだと読めて仕方ありません

だって カムｲは皮と肉を贈るため みずから善い人間の矢に当たる､ やろ！？ ヒ　グ　マ　は！　杉　元　に！　た　お　さ　れ　た　ん　だ　よ！

更にアシㇼパはこう言います｢ヒグマが人を殺してウェンｶムイ（悪い神）にならずに済んだのが唯一の救いだ｣ ヒグマは姉畑を殺してない

あぁこの2人…😢 キロﾗﾝｹに心変わりを責められるウイﾙｸ

もう一年も経つ？キラウㇱの罪悪感について､あのとき語り尽くせず省いてしまった自問自答を２つ つらつら〜 ひとつめ｡キラウㇱの罪悪感につながる作中のできごとは？ここかな｡姉畑騒動の一連の､なんてことない（可愛らしいばかりの）シーンたち

姉畑の終幕を大団円だとみなす上で重要なポイントは ①ヒグマを相手に ②勃ったまま死ぬ､ことです ｢殺された人間はカﾑイに好かれたから連れて行かれた｣この🐻譚を､姉畑が知ってた可能性はとても高い｡知っていたからこそ､相手は🐻でなければならなかったのではないかな

｢役目｣があるということはイコール正しさだったり強さだったり有能さだったり美しさだったり､存在してもいい｢道理｣をもつ✨価値ある何者か✨だから｡“存在する罪悪感”に殺されずに済む 鶴は罪悪感と戦う“武器”🔫を手🖐️に握らせてあげた…｢死なない方法はひとつさ殺されないことだ｣杉#5

ちょっと脱線して､アｲヌ民話｢舟掘る鳥｣の話について いつも絶妙にストーリーに絡められるアｲヌ文化｡姉畑編においては“真似して穴を掘る”との紐づけを読みとることもできます｡おそらく姉畑は 真似して穴を掘る人間だから｡……穴を掘る､はスラングです