,でも、違和感という意味は、この『パニシャー・ミーツ・アーチー』が史上最強でしょう。まぁ、わかってやってるにせよ、これがアリなら、『マーヴルVSストⅡ』の憲磨呂だって問題ないはずなのに…
それに、パニシャーはこの後、アーチーの住むリバーデールからゴッサムに直行して、バットマンと戦ってるんです(4コマ目のセリフに注目)。おいおい、勝手に世界観を繋げるなっての!
と思えば、こんな下世話なボーイズトークも。定期購読の方は今月半ばのお届けになります。単品購入は16日にスタートしますので、興味のある方はぜひ。https://t.co/3R3JeyaPLr
さらに、ドラマ化で話題のインヒューマンズがストーリーの鍵を握っており、テリジェネシスなる現象を引き起こします。その結果、インヒューマン遺伝子を持つ人間の能力が覚醒。そちらの顛末は、広告チラシにヒントが。
ライターはスタン・リー、アーティストはスティーブ・ディッコ、翻訳は小野耕世氏と、まさしくマーベルと邦訳アメコミの原点のような作品です。
原色しか存在しない強烈なカラーリングがいかにもアメコミ的。最新の『インフィニティ』とかと見比べると隔世の感がありますが、ストーリー的には繋がっているのが凄い。
憎まれ役のジェイムソンが胸の内を告白する名シーンも収録。イイモノとワルモノが明確に区分されていた時代に、こういう複雑な心情の描写を持ち込んだあたりに、スタン・リーとスパイダーマンの革新性があったことがよくわかります。
スパイ映画全盛時代だけに、秘密兵器が目白押し!色が変わる車なんて、007を先取りしてます。というか、やはりアメコミだけに、ここはジェームズ・ボンドより、マット・ヘルムかデレク・フリント風と言った方がピッタリくる感じ。
この見開きなんて、当時の少年マガジンに載っててもおかしくない感じ。洋の東西を問わず、共通した空気みたいなものがあったんでしょう。この『ニック・フューリー:エージェント・オブ・シールド』は通販限定です。ぜひhttps://t.co/nxM0V7B6uKをチェックしてください!
20年ほど前に『マーヴルX』#1.2に掲載したものとは、カラーリングが変わっています。左が本書、右がマーベルX版。メビウス自身の色指定で、ずいぶんと落ち着いた雰囲気に。巻末のメイキングを読むとわかりますが、米仏の制作体制の違いには苦労したそうです。