スーパーマンが日本で飯を食べる漫画が始まりましたが、1983年の『ニューアドベンチャーズ・オブ・スーパーボーイ』では、ある事件で来日したスーパーボーイ(クラーク)が、”屋台”のスシを食べてこの反応(屋台の描写のデタラメさも大概ですが)。
これから約40年、まさに隔世の感があります。
東映版スパイダーマンが招集されるエピソードは、完全に日本の少年マンガのノリに。効果線、効果音を活用するマンガの再現度は実にお見事。その意気に応じて、翻訳版のセリフも、縦書きにルビ有と、マンガ調にしてみました。ぜひご一読を。
ライター/アーティストのキース・ギフェンが9日に70歳で亡くなったとのこと。ライターとしての名声は言うに及ばず、アーティストとしても、とても同一人物の筆とは思えない千変万化なスタイルで楽しませてくれました。昔から瘦せぎすで、気難しそうな印象があありましたが…
そんな中、株を上げたのがロキ。「反転」して、兄・ソーへの想いを抑えきれないとか、今の若ロキだからいいけれど、昔の親父ロキの姿でやってたら、どうなっていたか。
他にも、ラング、テイルゲートなど個性的なキャラが続々と登場。群像劇としてのトランスフォーマーを堪能できるシリーズです。
もちろん、レオパルドンは今回も大活躍。あの必殺技を炸裂させる上に、レオパルドンからマーベラーへの変形も披露。ドラマでもなかったシーンではないでしょうか。
ニール・アダムスに限らず、スーパーヒーローはボディビルダーではなく、陸上選手のように引き締まった筋肉の持ち主として描くべしという考え方が一般的なのですが、バットマンことブルース・ウェインのサイズ(188cm、95㎏)を現実に落とし込むと…
新キャラクターも多数登場。『レッカーズ』では文字のみの登場だった、ファーストエイド、ファーマ、アンビュロンが、実際に誌面で活躍します。
憎まれ役のジェイムソンが胸の内を告白する名シーンも収録。イイモノとワルモノが明確に区分されていた時代に、こういう複雑な心情の描写を持ち込んだあたりに、スタン・リーとスパイダーマンの革新性があったことがよくわかります。
その人によれば仮面ライダーは、人物設定をバットマンから(確かに原作漫画の立花藤兵衛は明らかにアルフレッド)、昆虫ヒーローというコンセプトをスパイダーマンから受け継いでおり、最初の敵が蜘蛛男と蝙蝠男だったのは、その表れとの事。
20年ほど前に『マーヴルX』#1.2に掲載したものとは、カラーリングが変わっています。左が本書、右がマーベルX版。メビウス自身の色指定で、ずいぶんと落ち着いた雰囲気に。巻末のメイキングを読むとわかりますが、米仏の制作体制の違いには苦労したそうです。