アオバ自転車店は1999年からの連載なので、こういうケータイ事情に掲載当時の時代を感じる。
折り畳みケータイが最新だった。
え? 今も最新?
でないと、妖子は
「そこに正義や使命がある限り剣をふるう娘」になる。
魔物退治が害虫駆除と変わらないじゃないか。
あれこれ悩んで悩んで
ライゴが生まれて
あんな漫画になりました。
KAZANは、いろんな意味で自分に挑戦していた。
とにかくカザンはしゃべらない。
しゃべる前に行動。
しゃべっても最小限。
あとは、目で語る
…なんて己の理想がどこまでも通用するか。
やってみなくちゃ分かんねえ!
珍しい(?)工一のツーリング描写。
工一はあくせく走りません。
自分のペースでリラックスして。
速く走るのではなく
気持ちを開放させながら走る。
萩尾望都さんというと
「繊細で情緒的」なイメージが強いが
『3月ウサギが集団で』の、目まぐるしく動く明るくハイテンションな漫画も、一級に面白い。
劇中の「メガネで自転車を愛する男」のキレっぷりは、後のうる星やつらのメガネの始祖ではないかと。
とにかく速いんだテンポが。
必見である