「ぶにゃにゃにゃ!健康にいい!体を素早く動かすのだ!」
遺跡の斧を構え本来の武装、猫ソードを左手に持った!
テラーキャットは楽しむように二つの武器をぶん回す!
セイレーンは戦いを見守りつつ言った
「黄金キネは本来は月のウサギの所有物!」
奴らも来る!
ソードラビットもやはり黄金の杵を求め、月から地上に降り立ったのだ
「ムーンベアさん、あんたにも言っておくぜ!余計な真似はするなよ!」
同伴するムーンベアはソードラビットの考えには同調しない
見下すように答える
「テストだよ私の装備はまだ全ての機能を使ったわけじゃない!」
ソードラビットはムーンベアのその態度を一蹴し嘲笑った
「だが貴様も管理局と手を組んだ、『力』欲しさにな!」
ここから奴らが戦いを繰り広げる場所までは少し遠い
二人は走り出す
目指す戦場では魔物テラーキャットが追い詰められていた。
スペースセイレーンは攻撃用装備を展開した
すなわちシーサーペントの尾が二尾
それに加え死神ストロベールから得た死神の鎌
それらで威嚇するも相手のムササビスは全く恐れる様子はない
腕を組み相手を睨みこう言った
「まだやるの?シーサーペントの尾だって?」
現れた内一人のムーンベアは状況を確認する
「まだくだらぬ事をやっているのか警察軍!世界を支配するのは金ではなく力!」
ムササビスはすかさず言い返す
「月の熊!月のウサギと仲良くしてな!」
(続く)
次回 Chapter 173「 ウサギパワーの炸裂」