【演出④】
昔の漫画を色々読んでいると、新しいことやったるぜ!の意思がすごい伝わってきます。
白黒静止画フォーマットが70年間続いている以上、今さら''発明''はできないですが、毎話どこかしらチャレンジ要素は入れていきたいなぁと考えています。
それは絵だけでなく、セリフなども同様です。
【漫画のお約束、と教わったこと⑥】
印象強くしたいシーンはコマの流れ(右から左)に逆らうよう位置づけるみたいです。
その前フリとして、他のキャラには右から左目線(主観)にさせる必要があります。
まぁ画像の例だと以前紹介した「印象強くしたいならページ上部へ」の法則を無視してますが。 https://t.co/76uaO2a0sG
【演出②】
前回の続きですが、庵野監督がフラッシュカットを導入し始めたのは90年代から家庭用ビデオが普及したためです。
「これからの時代アニメは何度も見るもの」と判断したため、ほんの一瞬しか映らない絵でも使いまくるようになりました。
何度も読み返す漫画ってどんな漫画でしょうかね。。
【アニメになくて漫画にあるもの⑨】
現代においてコンテンツ(内容)とデバイス(物質)が一体化したメディアは少ないですが、
紙漫画は紙という物質に漫画という内容が一体化し、漫画という存在それ以外に使い道がありません。
映画館や美術館がその役割以外の何かを提供しないのと同じ感覚です。
本日発売のヤンマガサードに『#東独にいた』の第10話が掲載されています。
前話に引き続き、拘置所内で2つの陣営がぶつかり合います。
是非御一読を! https://t.co/XV9Zg1iLwP
【作画作業①】
作画中は用途に合わせBGMを変えています。
■感情移入や戦闘シーン・・・好きな音楽
■疲れた時・・・お笑い動画、ラジオ
■それ以外・・・インプット系(お勉強)の動画やラジオ
時間配分的には上から3:4:3くらいです。もはや無音では作画できないです。
他の人はどうしてるんだろ。
【ネーム作成⑥】
デジタルになってからはネームでもなるべくトーンや写真を貼って説明します。
ちゃんと描かなかったが故に空気感や状況が伝わらずその後の可読性が落ちたら勿体ないからです。(まぁそれでも基本めちゃくちゃ雑ですが)
ちなみに宮崎駿の絵コンテ(ネーム)は本当に芸術品です。
【アニメになくて漫画にあるもの⑦】
脳内補完です
場面の最初に背景描写があればそれ以降のコマは白背景でも成立します。アニメはコマ割りではなく独立したワンカットなので毎回背景が必要となります
ちなみに脳内補完最強は小説です。「世界一美しい」と書かれたら全読者にとって世界一美しいので
本日発売のヤングマガジンサードに『#東独にいた』第9話が掲載されています。
二人の主人公、アナとユキロウ。
社会主義陣営 VS 資本主義陣営の威信をかけた戦いが始まります。
是非御一読を!
#単行本1巻発売中です